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2011年9月 3日 (土)

台東区立一葉記念館

樋口一葉の「わかれ道」がすきです。
(文庫本にして10頁の超短編。仕事屋お京と傘屋の吉、ほぼ会話のみで上中下構成)

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五千円札のこの人


作品はいまでも売っています

学校で「たけくらべ」だったかを教えられたときには「ケッ」ぐらいに思っていましたが
一葉が岡本綺堂翁と同じ年(明治5年=西暦1872年一葉は新暦5月、綺堂は新暦11月生まれ)であることを知ってから、もう一度読んでみると……
(作者の綺堂翁愛についてはコチラ⇒愛宕の千日詣り

いいね!(ポチッとな!) 注※作者は単純な人間です

やっぱり読書は順番が大事だと思いました。
ちなみに1998年12月に蜷川幸雄・演出で「にごり江」が帝国劇場で上演されたことがあるそうです。
「にごりえ」プラス「たけくらべ」「十三夜」「わかれ道」を見事にMIX!!したお芝居。
「にごりえ」主役「りき」は浅丘ルリ子さん。おー。
「分かれ道」主役「お京」は加賀まりこさん。おおー。相当豪華メンバーであったらしい。
加賀さまのお京、観たかったなー。


そんなわけで、台東区立一葉記念館へ行ってきた。⇒一葉記念館

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東京メトロ日比谷線三ノ輪駅と町並み

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電車の中では樋口一葉を読み返してテンションを上げておく ※画像はイメージ図です

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自転車用と歩行者用でタイルが違う親切な街 格子がキレイなこの建物は……? 

ウロウロしつつ10分くらいで記念館を発見!!(気付くのがおそい。にぶい)

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柳が揺れている 入場券の方がいい写真のような……

一般300円です。やっぱり区立だからか建物が立派だ。
昨年閉館してしまった文京区の立原道造記念館をさみしく思い出す⇒立原道造記念会

二階が原稿・手紙などの資料。
三階は物語をもとにした模型とか風俗資料。

意外に少ない執筆資料……やっぱり残っていないのかー
「複製」が多いのは展示による経年変化を嫌ってのことなのか
どなたかが個人所有しているのか、聞き忘れました。

新五千円札の「0002」番も展示されていました。
「0001」番は造幣局が所蔵しているとのこと。ほー

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休憩室がいい感じです 窓の向こうは一葉記念公園の柳

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一葉のお顔を刻んだ「一葉飴」 悩んだ末に買わないことにする 食べるのはちょっと……

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記念スタンプにも失敗する 不器用にもほどがある

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わりとまともに押せた一枚 趣味のいいデザインのスタンプ

グッズが結構たくさんありました。関連資料も一階に集められていました。


吉原はけっこう広い

一葉記念館を出て、吉原大門(跡)を目指します。


大きな地図で見る

三代目三遊亭金馬の古典落語「とうなす屋」の枕として色町の話が出てきます。
(※「とうなす屋」は吉原での道楽の末に勘当された若旦那が主人公です)

※参考まで。次の話が出てくるかどうかは不明。

「むかしは売春禁止法なんて、舌噛みそうなことのなかった時分に…」
で始まります。
「通い慣れたる土手八丁」⇒「ところが八丁行くと三ノ輪へ抜けてしまうんです…」
「衣紋つくろう衣紋坂、見返り柳」⇒「振り返ったって女の子なんて見えやしませんが…」

近世から続く身売買の町といえばそれまでですが、こういうリズムの良い洒落とか
都都逸とか三味線の音色とか、身上を崩してしまった若旦那とか
それに一葉の描いた「りき」や「美登利」の姿が見え、聞こえてきそうな気がし……
いや、幻聴ですね。

それにしても「八丁」ぜんぶが色町で石畳に五十軒の店だったとは!そらすげぇ。

というわけで、吉原へGO!

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「吉原」感のある看板がそこここにある いまの住所は台東区千束です

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「安全で安心な町 よしはら」と書かれた幟 逆にマジでコワい

けっこうウロウロしました。広い。柳もそこかしこに植えられている。
ここは一体どこなんだ……(台東区千束であることは間違いない)

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はっ! あれは……

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どーん よし原大門跡

やっとキター!
昔は木造屋根付き黒塗り門。一葉の生きていた明治期にはアーチ型鉄製門だったらしい。
いまや単なる柱か……(しばし感慨にふける)

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町のど真ん中に交番があるあたり どこかを思い出す

えー、蝶ネクタイをした兄ちゃん達がいっぱいいました。
思い出した「どこか」は新宿駅の歌舞伎町、渋谷駅の円山町、町田駅の原町田あたり。
でも歩道が狭いせいか、兄ちゃん達がすごく近い。親近感?
いえいえ、とくにふれあいもなく素通りしました。向こうも仕事中ですし。
ストリップ劇場があったら入ったのですが……⇒ストリップ劇場を断念する

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台風12号の影響下で荒れ狂う柳の枝

ついに!見返り柳を発見!!(時間にして記念館から20分くらい。迷い過ぎ?)
なにはともあれ、いえーいv
「たけくらべ」冒頭の「廻れば大門の見返り柳いと長けれど……」の「見返り柳」ですよ!

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見返り柳とスカイツリーの130年越しのコラボ かっけえー

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要約すると「移転および再建」とのこと

「樋口一葉もさぞ喜んで…」と思ったら、「見返り柳」の注意書きに
「移転および再建」と焼失した各地の天守閣みたいなことが書いてある……
そうだよな火事多かったもんな……何代目の柳なんだろか……

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吉原神社もありました



大事なことを忘れる

「満足満足」と思って撤収したあとで
「一葉旧居跡碑」と「千束神社」へ行き忘れたことに気付く。あれ。
……また行けばいいや。





    

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