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2012年7月20日 (金)

旭天鵬先輩のハッピーエンドとナイトメア

平成24年名古屋場所が開催中です。作者は地味にネット配信を視聴しております。
リンク⇒相撲協会公式HP

先場所、平幕にして昭和以降の最高齢初・優勝を飾った旭天鵬先輩(37歳ベチラン)が現在12連敗中です。こんなとき、思い浮かぶ言葉は⇒

人生は糾える縄のごとし=人間万事塞翁が馬≒諸行無常

ちなみに中日にNHKで解説していた北の富士翁(元・横綱、銀座の番長)いはく「先場所が夢のようで、今場所は悪夢でしょうね」と表現していた。うまいことゆう。
先場所優勝したからこそ、今場所全敗しているわけで。かといって、初の優勝をしないほうがよかったか否か、と問えば、そりゃ一回でも優勝したことがある、のと、ない、のじゃぜんぜんちがうから優勝したほうがいいよね。というわけで、糾える縄! 無常!

いかんせん大相撲に詳しくない作者による解説

小耳にはさんだ理由その①・東の前頭筆頭に番付された
優勝したからには、前頭筆頭に番付されるわけでして(それでも低いほうらしい)、番付されたからには前半は横綱・大関との取り組みになる。厳しい戦いになることは想定内だ。
①に対する反証・しかし、そうなると7日目までは全敗としても、後半戦の黒星はどうした? ということにもなる。番付下の力士とも既にあたっております。うむむ。

小耳にはさんだ理由その②・優勝すると取材やら祝宴やらに呼ばれいつも通りの稽古はできないらしい
②に対する反証・そうなると、横綱はいつでも稽古不足ということになる。曖昧だが、どうも星だけでなく内容も旭天鵬先輩らしくないと言われているらしい。……旭天鵬先輩らしさって、なんだ、あざとさのことだろうか。それより、腰を圧迫骨折しながら9勝している魁聖関はどういうことだ。北の富士翁(元・横綱、銀座の番長)いはく「ケガの功名」。翁はホント軽口だ。そこかしこに「糾える縄」が落ちている。

小耳にはさんだ理由その③気持ち
中日に前頭二枚目の碧山関に敗けているのだが決まり手が「つきひざ」。つまり土俵上の全員(2人とも)技をかけていなかった、という扱いだ。ワーニング! 完全なひとり相撲! 緊急事態! それは旭天鵬先輩らしくない。落ち着いて……いや、旭天鵬先輩が落ち着いていないはずないだろう。一般的にアスリートは連敗すると勝つのが難しくなるらしい。イメージトレーニングに悪影響が出るからだろうか。スランプってやつかな。

で、こんな役に立たない分析は前置きで、なにが主張したいかというと
ファンはどうした! でてこい!
ということである。気運に乗っているときに(限って)応援するやつなんてエテモノだ。これから、という時や、いまキケン! 存続の危機! あわや、という時にトゥットゥルー♪ 颯爽とあらわれて、わっしょい♪わっしょい♪ と持ち上げるのがファンの役目だろう。調子のいい時は応援なんぞなくてもいいんだから。いまこそ全力の叱咤激励&気遣いを……している? しているなら、もう読まなくていいです。はい。すみません。

ここで突然だが、江戸時代(たぶん後期)の女子ウケ職業ランキングを発表(出典は失念)。
№3 火消し
№2 役者
№1 力士
江戸時代に行ったことないので、ほんとうかどうか不明ですが、市井の女子においてはそうだったのかも。

ファンがだんまりを決め込んでいる、というテーマにおいてはここのところの大阪市と文楽協会の意思疎通の壊滅っぷりも気になりますが。
竹本住大夫さん入院しちゃったし……あいつ、うちの住大夫(大正生まれ)になんてことを!
作者が気付いていないだけかもしれないが文楽ファンの方々の奥ゆかしさはなんなんだろう。それとも反論できる見巧者もいないくらい、だれもかれも観ていなかった、興味ないってことなんだろうか。東京公演は毎度、満員御礼なのに。醒めた目で観る舞台ってなんだ。舞台は夢見るところじゃないのか!

「すぐれた演劇がすぐれた観客によって成り立つとすれば、どんな観客も自分に分相応な演劇を恵まれるのだということになる」
高橋康也訳 ピーター・ブルック著(なにもない空間 (晶文選書)

シェイクスピア・カンパニーを率いて世界各地で興行し、成功したり失敗したりしたロンドンのちょうベチラン現役演出家ピーター・ブルックの言葉は、重みがあるし、なにより真実であるとおもうの。
以前書いた記事⇒「ピーター・ブルックとシェイクスピア展」へ行った

旭天鵬先輩の連敗という宿命は、ご本人はもちろんファンも試されている。
のだ!
万が一、引退、なんて思い詰めないうちに、支えるべし。
のだ!
それがファンというものだ! のだ!
スランプで悪夢を見ているなら、きっとよく眠れていないだろうし。ハッピーエンドもそれに続くナイトメアも一緒に夢見てこそ、ファン冥利に尽きるとおもう! のだ!

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