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2013年1月27日 (日)

パティ・スミスand her band JAPAN TOUR 2013

パティ・スミスand her band JAPAN TOUR 2013を観に、東京・渋谷オーチャードホールへ行ってきました。仙台から全8公演の3本目。

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当日券が出ていた……英語で「NYの亡霊」と書かれていた記事を思い出す。う~む。日本での人気はいまひとつなのか? スタンダードがよくわからない。

男女比 6:4
平均年齢 平均すると40~50代? 60代?

メイプルソープ世代(そんなカテゴリーないけど)のみなさん、やはり基本はコムデギャルソンなのか! ただでさえ黒アウター率のたかい東京でさらに局地的に黒コート率が高かった。ような気がする。気のせいかも。いろめがね。でも20代以下のわかそうな子もいたぜ。見た目で年齢なんてわからんけど。いろめがね。ボヘミアンもいた。いろめがね。服なんてなんでもいいよね。

で、たぶん入口もグッズ売り場もわたわたしていた関係で? 10分押しくらいではじまる。
そしてパティ登場とともに1階席がアリーナ・スタンディング席になった。え……、前日の公演がオールスタンディングの渋谷AXだったから、オーチャードホールを選ぶ(本人に選択肢あれば)ひとはゆっくりまったり観たいひとが来て、落ち着いた感じになるじゃろう~と予想して余裕綽綽で行ったら、ちがった。わお。
もちろん指定席でも立つのは自由だ。今夜は「前の方のひとみんな立っているから立とうかな。どうしようかな」みたいな雰囲気がびみょうだった。リズムとるでもなく、踊るでもなく、指鳴らすでもなく、コール&レスポンスするでもなく、突っ立っているならシッティングでもいいじゃん。もちろんチケットをお買い求めになったみなさんの自由です。ホール会場とロック&パンクの相性の悪さ。客自身の戸惑い。どうする? 好きにしていいんだってば。いっそ踊ろうよ。

楽器とスピーカーだけの簡素なステージ。シャツに色落ちデニムのメンバー(パティは黒ベストとジャケット羽織って三つ編みヘア!)。飾り気ゼロの構成に自信と矜持を感じる。和太鼓よかった。かっこつけていないのが結局かっこいい。「コンニチワ~」とお辞儀をし、さっそく最前列のお客さんと握手ハイタッチ、客席全体に手を振る。
もうメロメロである。ぜんぜん亡霊じゃない。

1946年冬生まれのはずだから、えー、何歳かわからんけど、カテゴリーはおばあちゃんです。作者のなかでは詩の女神か(古代より詩の神様は女神と決まっている)、アプロディテにさらわれたパエトーン(美少年)です。もちろん思い上がって云々の寓話は別件で。永遠の美少年。キレイだな~。音楽と映像と写真いがいではじめて見ました。いっしょ。キレイなおばあちゃん。

自らの言葉の力を信じている、ふつうのひと

途中、入口で募った復興への寄付(一口\250)をしたひとを対象に抽選会はじまる。おお。パティが引いて番号が発表されだれかが手を上げる。拍手。ステージに来いという仕草をするがなかなか現れない当選者に自ら賞品であるサイン入りバスドラムのヘッドを掲げて客席をすたすた進む。でも当選者と入れ違いになってお客らに「あっち、あっち」とわたわたする。……ふつう! 地元のビンゴ大会か! 気取らない。

中盤のGt.レニー・ケイ(このかたも年齢で言ったらおじいちゃん)の演奏に客席のおじさん&おばさんが突如キレる! いや、ちがう。盛り上がる! 叫ぶ。踊る。喜ぶ。スロースターターだな~。パンク少年少女。もちろん、なにも問題ないけど。むしろ大歓迎。そのあいだ、パティはステージと袖と客席をふわふわしていた。じゆう。でもキメるところで息ぴったり。ぷろ。

唾を吐いても、アンプに足を乗せるのも、三つ編みをほどく仕草も、自然体。そういう意味でふつうだとおもった。むしろチャーミング。

突然だけど、2001年にノーベル文学賞を受賞したV.S.ナイポールの一文に(邦訳)
「言葉と神はとてもよく似ている」
というのがある。

どの作品の一文だったかは忘れました

神=導いてくれる存在、がいない世界で言葉だけで生き抜いてきたひとの姿はキレイの一語に尽きる。ぜんいん連れて行くかんじ。

somebody「Patti! I love you!」
Patti「I love you too~♪」

そりゃ、みんなメロメロだわ。

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コメント

なんかライブに行き始めた最初の頃は絶対立たなきゃ行けないと思いこんでたけど、最近は座ってて見える席なら座ってたりします。

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