« 冬も桜並木 | トップページ | 立体町田文字コレクション »

2013年1月15日 (火)

初春大歌舞伎@新橋演舞場

初春大歌舞伎を観に、東京・新橋演舞場へ行ってきました。
作者は幕見席以外から観るのがはじめてで、わくわくでした~(一幕ずつ当日自由席。旧歌舞伎座の天井裏のネズミになったような目線から、演目によるけど数百円とか千円とかで観られた。新しくなってもあるといい)。

0
わくわくには、あいにく過ぎる雪

ふつう首都圏の雪は根性がない。昨年積雪したときもめずらし~って作者は言ったみたいですが(すっかり忘れていた)
今年とつぜん降った雪は昨年よりさらに根性あった!

Img_7252
今年も「尻がつめたい」とおっしゃるチンプイ氏のおでこにも雪ふりつむ

前の晩から降っていた雨が午前中に雪にかわってばんばん降った。こんな牡丹雪みるのひさしぶりだな~とかぼんやりしている内にどんどん積もった。しかも北風が強烈に横殴りで傘意味なし! (東京の雪は霙っぽいのでたいてい傘をさします。北国のひとはあんまりささないイメージ。傘に積雪してしまうし粉雪だからか)
新成人のなかに間違いなく最恐の雨男もしくは雨女がいる! 晴れ着の子が通るたびに「うわ~かわいそ~」「うわ~足さむそ~」という声が通行人からあがる。まって! おちついて! 晴れ着姿を見てあげて! とってもキレイだよ!
そして首都圏の交通網は雪にたいして脆弱。大幅遅延と運休路線は予想内だけど在来各路線内でもあちこちピンポイントで「○○駅~△△駅間運休」って難易度たかいな。ジグソーパズルかナンクロみたいになってしまった。そりゃ、高校サッカーの決勝も延期になるよね。そして12年ぶりに神奈川全域に大雪警報が出された、ということは町田も大雪だ(自主判断警報)。
駅員さんだか保線員さんもホームを雪かきしていた。これは! 見覚えのない光景だ(まず積もらないからな)。

首都圏積雪の話がずいぶんながくなったけど、つまりそんなジグソーパズル的混乱を突破して、観劇してきました。

1 2
東銀座・歌舞伎座作成ちゅう。                  こっちは8月時点。

3
新橋演舞場も吹雪

こんなタクシーもまともに走ってくれない(すべりながら走っている)日にみんな観劇するのかな~とおもいながら辿り着きましたが、いらっしゃいました。それなりに空席もあったけど8割くらいは埋まっていたんじゃないかな。基本前売りだし。
男女比・2:8 平均年齢40~50代くらいかもっと上
こんな悪天候でも和装の方いらっしゃる! 成人式からそのままいらしたっぽい方々もいらっしゃる! 女の人たち根性あるよね。幕間ふくめて5時間ちかくの公演でがんばるね(毎日和装のかたは平常心だろうけど)。

はじまってしまえば、時間はゆっくり静かに流れる。芝居小屋はいつでも平穏無事。くつろぐう。

夜の部
一、ひらかな盛衰記 逆櫓
幕間30分
二、仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場
   四世中村雀右衛門一周忌追善狂言
幕間15分
三、釣女

いや~、完全に古典のいいとこどりの演目ですね。くわしく知らない作者がだいぶ粗いあらすじ知っているもんね(文楽とかいろいろ観といてよかった)。
ご存じないかたのために粗っぽく説明すると、それぞれぜんぜん別の脚本です。共通するのは忠義で義理堅い武士が主人公のなが~いなが~い時代物(芝居小屋で朝から晩まで打っていたころの名残)のいちばん派手やかで縁起の良い? 場面だけ! をやるのだ。初春だし。おおきな羽子板かざってあった。
創作時から数えて何百回とか何千回とか上演されてきた演目(部分的でも)とおもうと感慨ひとしお。上方やお江戸の町人たちや明治時代のひとたちは(お能は上流、歌舞伎は町人)どこで盛り上がってどこで泣いたんだろうか。とか。どこでくしゃみして、どこでウトウトしたんだろうか。とか。お芝居そっちのけで役者(顔)の品評ばかりしていたってはなしほんとうだろうか。とか。感慨。
「釣女」観たことないけど、松羽目物(狂言)だからただ楽しめばいいし。

定番中の定番(改作されつつ300年)って演じるほうはけっこうプレッシャーなんだろうか。でも定期的にやってくれないと演るほうも観るほうも忘れちゃうし、バンバンやったらいいよね。できれば、岡本綺堂も(綺堂スキなのに綺堂物の上演観たことない。おれの先祖の助六にすまねぇ)。

いや~、それにしても女形のみなさんの可憐なこと! 可憐なこと! うっとり!

福助さんのお筆、高麗屋のおよし、芝雀さんのおかる、七之助さんの上臈、三津五郎さんの醜女……醜女メイクであんまり可憐ってかんじでもないんだけども、きゃわきゃわ♡

宝塚の男役スターと共演させたいわ~。やったことないのかな。

こういうのを観ていると、現代の女子たちはパワースポットでパワー充電している場合じゃない気がする。むしろパワー減らしたほうがいんじゃないか。
むろんこじらせたり、サブカルったり、もじょっている場合でもぜんぜんない(自称ひとり遊び有段の作者がいうべきでことではぜんぜんない)。

2013年、女子がめざすべき方向性は可憐! だ! (江戸時代から続く人気カテゴリー)
メディアがすすめる方向性で、これ以上強くなったり、じぶんを磨いたりすると取り返しのつかないことになる気がする。ここはひとつ可憐でおねがいします! パワーを落とせ!

いまごろ御簾の内で囃子方のみなさん、ピンとした空気で本気で打っているんだろうな~とか考える余裕もあった(囃子方のワークショップ参加しといてよかった)。

でも『しばらく! しばらく!』って言っているあいだにバッサリやっちゃえばいいのに~とおもってしまう作者はまちがいなく現代人だ。人形よりも太夫さんがメイン? 主導権を握る? な文楽よりよっぽど役者どうしの掛け合いというか遊びが多いので(生きた人間だもんな)、決まり事とかよく知らんでも楽しいよね(よく知らぬ)。だからというわけじゃないけど、文楽のがお客さんの属性=生真面目~なかんじあるかもな、とかんじました(作者自身はみーはー)。客層かぶってそうに見えて、どっちかだけのちょうファン! っていう話けっこう聞く。内容はかぶっているのにな、とおもっていたがこんなに時間の進み方ちがうならそうなるか。実働4、5時間なのは一緒だけどね。


場内でおめでタイ! たいやきを焼いていた(温めではない)。ぜんぜん期待しないで買ったらおいしかった(しつれい)。うすやきぱり。

5
縁起物なのであんこのなかに紅白玉入り

7
雪が降ろうが不動の銀座・和光のかっこよさ

もうすぐ歌舞伎座も完成ですな。

« 冬も桜並木 | トップページ | 立体町田文字コレクション »

コメント

長崎は今回の冬は残念ながら一度も積もらなかったです。そちらにくらべりと比較的暖かいですしね
歌舞伎ってすごく高いイメージでしたが、そうでもないんですね
ぜひ私も1度行ってみたいものです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1535230/48757538

この記事へのトラックバック一覧です: 初春大歌舞伎@新橋演舞場:

« 冬も桜並木 | トップページ | 立体町田文字コレクション »

無料ブログはココログ