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2013年12月 7日 (土)

シルヴィ・ギエム×アクラム・カーン『聖なる怪物たち』

東京・五反田にあるゆうぽうとホールへシルヴィ・ギエム×アクラム・カーン『聖なる怪物たち』を観に行ってきました。4年前にも来日して大好評だった(らしい)公演の再来日です。

1
建物は1982年開館の31歳。すでにディテールに古臭さが香っている(たぶんほめている)。

3
1800席くらい

男女比 1:9 お客層 平均すると50代 どこからともなくフランス語がきこえる
75分間幕間なし。縦書き日本語字幕付き(ダンサー2人の会話があるので)

ご存じない方のために復習するとコンテンポラリーダンスです(たぶん)。

シルヴィ・ギエム(←人の名前)=100年に1人のバレリーナともフランスの至宝とも称えられ、クラシックもコンテンポラリーも踊るダンサー。幼いころから体操を習い、フランスのオリンピック代表候補とまで期待されていたところをオペラ座バレエ学校が猛勧誘! パリ・オペラ座バレエ団の史上最年少エトワール(当時19歳)任命事件はちょう有名。背が高く、手脚が長く、軸がまっすぐでクルクルまわってもブレない。1965年2月生まれなのでいま48歳。なんと!


アクラム・カーン(←人の名前)=バングラデシュ系英国人ダンサー&振付家。北インド古典舞踊カタックの名手。アクラム・カーン・カンパニー主宰。ピーター・ブルック演出の『マハーバーラタ』出演のため少年時代に来日したことがあるらしい! なんと! あの伝説の(そもそもマハーバーラタ自体が古代インドの超長編神話叙事詩だけど)9時間公演にご出演されていたのか! いま知った! ひゃ~! なんでもつながっているよね~(作者はピーター・ブルックの邦訳著作がすきです)


舞台奥に巨大和紙をめぐらして斜めにビリッと引き裂いたような背景。丸みのある白い空間。
シルヴィは白、アクラムはグレー、それぞれヨガパンツみたいな恰好。当初はシルヴィが長い手錠のような鈴、アクラムがカタックの100~200個の鈴を足首につけて踊った(たぶん)。
舞台の両端に6人の演奏家がベタッと座っている。上手に歌手3人、下手はヴァイオリン、チェロ、パーカッション(ドラム)の3人。

作者は純粋なカタック公演を観たことがないのだけど、アクラムが足首の鈴をしゃらしゃら鳴らしながら高速でステップを踏み始めたときには、なんてすてき! おれも一緒におどりたい! とおもったものである(もちろん踊れないけど)。
対するシルヴィ先輩である。もうバレエでもダンスでもなく、武術の型にしかみえない。洗練されているしきれいだし安定感超絶だし、人間ってこんなにしなやかに動けるのか! って感動もするけど、ちょっとストイックすぎない? (←シルヴィの熱狂的ファンから殴られるかもしれない。殴らないでもらいたい。というかソロの振付家のファンの方々から殴られるかもしれない。殴らな……)

それぞれのソロパートの間は互いに舞台奥にて待機である。アクラムが踊っているあいだ、白いタオルを肩にかけてペタッと座るシルヴィが妙にかわいい。
居間か! ここは、シルヴィの家か! という寛ぎぐあいだった。
『聖なる怪物たち』(原題は“Sacred Monsters”)のモンスターとはシルヴィとアクラム自身のことらしいのですが……おまえら絶対モンスターじゃないだろ! 聖なるおばけのQちゃんだろ!? まったくもって、居間! 客席も観ていて、ラク!

コンビネーションの間合いで、2人してタオルで汗だまりだらけの舞台床を拭きはじめた。
「ココにミズがたくさんアリマス。スベッテとってもキケンです」byシルヴィ
! きさく! なんて気さく!! サリー!

とにかく楽しかった。

5
五反田駅ホームにはなぜか庭がある

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