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2014年3月14日 (金)

星めぐり灯籠

宮沢賢治の作品のなかでいちばん好きなのは『双子の星』である。

完成当時、本人も目をキラキラさせて得意で家族に読んで聞かせたとか。気が合う。

なんと言っても、ポウセ童子とチュンセ童子がちょうけなげできゃわ~♡ である。
とくに好きなシーンは彗星(ほうきぼし)にだまされて海の底へ落ちたとき。

「チュンセさん。すっかり空が見えます。私らのお宮も見えます。それだのに私らはたうとうひとでになってしまひました。」
「ポウセさん。もう仕方ありません。こゝから空のみなさんにお別れしませう。またおすがたは見えませんが王様におわびをしませう。」
「王様さよなら。私共は今日からひとでになるのでございます。」
「王様さよなら。ばかな私共は彗星に欺されました。今日からはくらい海の底の泥を私共は這ひまはります。」
「さよなら王様。又天上の皆さま。おさかえを祈ります。」
「さよならみな様。又すべての上の尊い王さま、いつまでもさうしておいで下さい。」

この後にハッピーエンドが待っているが、双子、潔すぎる。だまされたのに謝っている。ちょうけなげ。きゃわ~♡ (しばらくお待ちください)
賢治ぴょんの作品はさよならが多い。

せっかくなので、作中に登場する『星めぐりの歌』で灯籠をつくりたい。

あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびのとぐろ。

オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。

大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたひの うへは
そらのめぐりの めあて。

①恒星原板(紙)を作成

1 2
必要な星座を並べて                            和紙に針で穴をあけた


“毎月の空”図を参考にしました

5 Photo
例:さそり座                                    完成イメージ

ちょっと紙がこげた。良い子はマネしないように。

②ロウソクに火をつけろ

7 8
クリアなキャンドルホルダーに                      セッティング!

9 Photo_3
詞に沿ってアンタレスは赤、シリウスは青でぬりました           ……あれ?

イマイチだ!

③和紙を墨で黒くぬる

11 12
この無計画さがひとり遊びのいいところ(わるいところ)です           しばし乾かす

④あらためてロウソクに火をつけろ

13 14
だいぶんムラがありますが、ほどほどにしないと破れるので          点火!

⑤クルクル☆

Photo_4
わかりづらいですが、さそり座、わし座、おおいぬ座、こいぬ座、へび座、へびつかい座、オリオン座、ペガスス座、アンドロメダ座、おおぐま座、こぐま座の順番でまわっております。

※星座はじっさいの配置とは異なります。
※“へびのとぐろ”はへび座ではなく、りゅう座のことだ、というはなしもありますが、へびはりゅうじゃないよ! とおもうのでへび座&へびつかい座にしました。


まとめ:プラネタリウムの恒星原板を製作しているかたがたは、だいぶ忍耐強い。
紙に針で穴をあけただけでも、けっこう手間がかかるものである。プラネタリウムありがたい。あと、はじめから黒紙を用意することを強くオススメします☆

Img_2133
より光の強い懐中電灯を入れるとレンズ投影式(漏れた光を壁面などに映す方法)も可能かも。さそり座が床面に映った!

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