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2014年5月21日 (水)

映画『ウィズネイルと僕』@吉祥寺バウスシアター

映画『ウィズネイルと僕』を観に、東京・吉祥寺バウスシアターへ行ってきました。

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吉祥寺駅北口のアーケード・サンロード商店街

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バウス①が赤、②が黄色、③が緑でラスタカラーってコンセプトをいまさら知った

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ちょっと小ぶりなシアター②での上映             再編集パンフは700円

『注目すべき人々との出会い』に書きましたが、ここの劇場は今月いっぱいで閉館するため、現在“さよならバウスシアター、最後の宴”の酒盛り(?)まっさいちゅうです(最終LIVEイベントは6月10日予定)。ついつい余計に写真を撮りたくなってしまう自分を戒めておこう。

「すべてかりそめにすぎない。おぼえる者も、おぼえられる者も。」
マルクス・アウレリウス自省録 第四巻

マルクス・アウレリウス・アントニヌスは紀元121~180年に生きた古代ローマ人。五賢帝時代の最後の皇帝(息子のコンモドゥスはヤバい奴だった)。哲人皇帝とも呼ばれ、彼の覚書は「古代精神のもっとも高い倫理的産物」と評されている。ちょう、いいやつ!

なにもかも、残せはしない!

『ウィズネイルと僕』1987年イギリス製作 107分 ブルース・ロビンソン監督脚本  たぶん満員。
1991年バウスシアター配給で日本初公開・上映された作品だそうだ。フライヤーには「映画ファンの間ではカルト的人気を誇るものの、」って但し書きではじまっている。いやいや、“カルト”じゃなくて、ちょうふつうの人気であるべきだろ、とおもう。世の中のスタンダードがどこにあるのかわからないな。これがヒットしないで、なにがヒットするんだ? かんけいないけど。
1969年晩秋のロンドンが舞台。ウィズネイル(男の名前)と同居している、もじゃもじゃ頭の“僕”が主人公。とりあえず、パンツ一丁でラリッている“僕”の壊滅的にばっちぃアパート(英国だとフラットってゆうらしい)の一室から物語がはじまった。
ずーっと酒を飲みつつ、そこそこ色々あって(ざっくり)ふたりが別れる時、もじゃもじゃ頭はピシッとオールバック(七三分けだったかな?)になる。
ところで、ラストシーンでシェイクスピアのハムレットを詠唱していたらしい。おれ、気付かなかった。ウィズネイルと雨と芝生にばかり見入ってしまっていて、ぜんぜん聞いてなかった。も一回、観にいくべきだろうか。うーむ。きっとまた見入って、また聞き逃す気もするけど。


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ところで建物の外では、絵描きの淺井裕介さんがマスキング・プラントを育てていた

マスキングテープと油性ペンで動植物がみゃーっと生まれていきます。
すごく高い位置にもあるけど、屋根の上は、足場を組んだのだろうか。

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来た人が自由に描けるメッセージボードがあって             その吹き出しも作品の一部になる

生き生きしていました。

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ここを聖なる礼拝所かなにかに見立てはじめている自分に嫌気がさした

ここは再び、マルクス君(古代ローマ皇帝)を呼びもどそう。

「ここで生きているとすれば、もうよく慣れていることだ。またよそへ行くとすれば、それは君のお望み通りだ。また死ぬとすれば、君の使命を終えたわけだ。以上のほかに何ものもない。だから勇気を出せ。」
マルクス・アウレリウス自省録 第十巻

低俗で、卑猥で、滑稽で、不安で、ごちゃごちゃで、熱狂的で、でもあっけないくらいドライ。そういう、育ちも行儀もわるい人間にとって一番居心地のよい場所を、映画館と呼んでいたのだとおもう。片手で数えるくらいしか訪れていないココがなくなることに、なんでこんなにセンチメンタルになるのかずっと考えていたのだけど、つまり、おれが街から追い出されているような気がするからだ。

なにもない。だから勇気を出せ!

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