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2014年6月11日 (水)

LAST BAUS/LAST LIVE@吉祥寺バウスシアター

“LAST BAUS/LAST LIVE”の6月8日LIVEイベント『~BoGumboRosa Presents~映画、ブルース、ライブ、演劇、お笑い、プロレス、どんと、生、無くして有り得ない、その場に居なくてごめんなさい。』を観に、東京・吉祥寺バウスシアターへ行ってきました。
ここはご存じのとおり(ご存じなくても)、2014年6月10日をもって30年(前身含め65年間)の歴史に幕を閉じました。

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6/8時点ですでに“バウスシアター”の看板は下ろされていた

5月いっぱいで映画上映は終了しているため(?)看板は抜け殻。

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“次回ロードショー”があるといいのだけど

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“完売御礼”がつけられていた

写真でもわかるとおり、たくさん人がいた。全席自由&整理番号順での入場システムだからなんだけど、ちゃんと開場前にたどりついたら2Fテラス(階段あがったところ)劇場入口にすでに50人超のお客さんがワクワクして(いたかどうかは主観)待っていた。
そうだよな~、バウスシアターのイメージって、この開場前に知らないひとたちと一緒に待っている光景だよな~とおもった。

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ここで映画じゃないものを観るのは最初で最後でした

お客層 男女比4:6 年齢層 平均すると50歳くらい?
カウンターでビールとかサングリアとかも売っていた。はじまる前から酒くさいぞ! (←ほめている)

スクリーン上に掲げられているのは“ど”署名の入った天女(?)の絵。

タイトルにある“どんと”さんをご存じないかたのために説明すると(作者もご存じないのでぜんぜん説明したくないけど)、
どんと=久富隆司氏の愛称。1962年生まれ。京都大学在学中にロックバンド、ローザ・ルクセンブルグ結成。1987年バンド、ボ・ガンボス始動。1995年ボ・ガンボス解散。沖縄移住&ソロ活動へ。2000年ハワイにて急逝。享年37歳。
どんとオフィシャルHP


“伝説の”みたいな言われ方をすると、間に合わなかった人間(作者含む)からすると、しゃらくせぇもんである。ただ、2014年のいま(約20年後)ごく簡単にアイテム入手できるってことが証だとおもう。この日比谷野外音楽堂での解散LIVE・DVDでは、オープニングで「ダイナマイトソウルシンガー、どんと!」って呼び込まれたどんとさんがブブのような民族衣装を身にまといブーケを手にクルクル踊りながら登場するのだけど、この瞬間の「これは、なにかおもしろいことが始まるにちがいない」予感みたいなものがすごい。実際は解散LIVEだし、過去の映像なのでもう決してなにもはじまらないのだけど、きっとこれらバンドのはじまりを生で目撃したひとたちの“予感”は強烈だったんじゃなかろうか。という気がする。

で、開場から開演まで30分間、バウスシアターでの公演とおぼしき(バックスクリーンが白いから。ちがうかも)ローザ・ルクセンブルグのLIVE映像が流される。
『さいあいあい』とか。『在中国的少年』では、よくそんな巨大な赤い布あったね、というような旗をどんとさんが振りまわしていた。
…………オーケー、わかった。きみは日本ロック界のマーラーだ(1860‐1911年チェコの作曲家)。あらゆることをやり過ぎて、交響曲の歴史にトドメをさした(TVでヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんがそう言ってた!)グスタフ・マーラーのように、日本ロックの歴史にトドメをさしちゃったんじゃ? いや、もっと……いや、よくわからない。

うつみようこ「しん、としているよ……! しん、としているし、座っているよ…………!」
という、うつみさんの囁くような訴えではじまった。ちょうキュートなひとだ。

出演者;
Dr.kyOn
玉城宏志
黒川修
小関純匡
岡地曙裕
長見順
吾妻光良
うつみようこ

でもはじまってすぐ、あ、これはおれが来ちゃいけないLIVEだった。と気付く。ある意味で幸いなことにせっかく出会っていなかったにもかかわらず、軽い気持ちでノコノコ出掛けた結果、わざわざココに出会っていないひとと死別しに来てしまった。パンドラの函か。自宅で鑑賞する映像だけにとどめておくべきだったかもしれない。めまいがするよ。

でも幸いなことにおれは気が変わりやすいので、そのまま居続けた。『あこがれの地へ』演奏時の会場全体のしんみり感がパねぇ。そうか、ここに居るひとたちは14年前あるいは14年間のたうちまわっていたひとたちなのか。おれ、いままさにのたうちまわっている! タイム・ラグ。だいしっぱい! ダメージ! 激しくめまいがするよ。しかも、思い出せる思い出ないし。

それにしても、マダム・ギター長見順さんによる『見返り不美人~女の子バージョン』『ノスタルジア』(?)おもしろかった~。うつみようこさんが歌う『ダイナマイトに火をつけろ』よかったな~。今LIVEのプロデューサーでタイトル名を決めたという岡地さんが何度でもタイトル名が言えない、っていうひとつのコンテンツも完成していた。
岡地「なんでこんな長いタイトルつけちゃったんだろ……」

うらやましいだろ~どんとさん~、と思い直した。わかんないけど。

ボ・ガンボス・コールでのアンコール演奏のあと、さらにボ・ガンボス活動当時のどんとさんがソロでバウスシアターに出演した際の映像が流された。
『よぼうのうた』(?)だったかな、をギター1本で歌い上げていた。途中、ギターをパーカッションにしてトコトコ鳴らし、ふたたび歌い上げる。さらにセッションでの『ダイナマイトに火をつけろ』。うふふって笑っていた。クギヅケだったけど、もう、やめてくれ。とおもった。めまい再び。

生前のイエス青年に一度も会ったことがなかったのに、とつぜん回心してキリスト教を広めるために40年近くも地中海世界を奔走したパウロの気持ちがわか……いや、思い込みの激しい男だよね、パウロ。ちがうだろ。

おれが抱えきれない気持ちは、ここに保管しておこう。

さよならバウスシアター、さよならどんとさん。


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ところで建物では絵描きの淺井裕介さんたちによる作品の繁茂がすごいことになっていた

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「大切な吉祥寺の財産バウス」

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「ByeBye」「愛してる!!」

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