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2015年1月15日 (木)

壽初春大歌舞伎

東京・東銀座の歌舞伎座へ2015年の壽初春大歌舞伎を観に行ってきました。

にわか芝居見物な記事⇒
初春大歌舞伎@新橋演舞場
隅田川花御所染女清玄@国立劇場
五月花形歌舞伎@明治座
公演記録鑑賞会『加賀鳶』
国立劇場『第19回稚魚の会&歌舞伎会合同公演』
尾上松也『挑む傾く者の繋ぐ技量』
歌舞伎座新開場こけら落『鳳凰祭三月大歌舞伎』

だれも興味ないと知っていますが、なんでにわかに集中して歌舞伎見物してたかとゆうと、2013年度を「歌舞伎強化年間」に指定していたからです(ひとり遊びはルール作りからひとり会議です)。そして2014年に解除。すでにフヌケのふにゃふにゃ。

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新ピカじゃなくなって、いい感じに馴染んできました☆ 今まさに歴史が刻一刻ときざまれております! ←テンションを上げております

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左手には夜の部の絵看板と積み上げた酒樽             右手には昼の部の絵看板と謹賀新年幕

いかにも華やかで縁起と雰囲気がいい。←テンションが上がっております


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贅沢をしたい気分ではなかったので一幕見席(当日自由席券・各幕のそれぞれ30分~2時間前から販売開始)の列に並ぶ。整理番号順に入場する自由席なのでかなり細かくオペレーションが決められています。

一幕見席行列の外国人観光客比率 5~10%くらい?

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各幕の上限は156人(椅子は90席、立ち見60名)で演目と時間帯によってはソールドアウト。幕を続けて観たい場合はまとめて購入も可能。

とりあえず2幕分ゲットし、開演20分前までフラフラする。

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ご飯を食べたり、ご近所の築地本願寺を散策したり。

いちおうご存じない方のために説明すると(作者もご存じないけど)、歌舞伎座4階の一幕見席はふつうのチケットの席とは別枠で出入口は単独&他階へは行けません。そういえば以前は芝・愛宕神社の“出世の石段”みたいな階段で上り下りした気がしますが、新しくなってエレベーターになりました(便利かどうかは賛否両論)。

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エレベーターであがったあと4階の廊下で整理番号順に整列する。ここで筋書き(1500円)やオペラグラス販売、飲み物の自販機もあります。で、こちらは立ち見客用のお立ち台。ほかに手すりもあります。

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さらに一幕見席の椅子                              比較・すぐ前にある3階席の椅子

幕見席のほうが背もたれ低くせまい……かな?

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急勾配になり幕見席からでも花道のすっぽん付近までは見える(以前は花道一切見えなかった)

《夜の部》
一、「番町皿屋敷」 一幕二場 岡本綺堂作
第一場 麹町山王下の場
第二場 番町青山家の場
井戸から現れるお菊さんの幽霊「一枚~、二枚~」で有名な“皿屋敷伝説”を下地に、舞台は江戸時代前期の(現在は千代田区)番町、主軸は旗本奴(今で言うと金持ちのヤンキー)青山播磨と美しい腰元お菊のすれちがいの恋。季節は花盛りの春。明治生まれのインテリである綺堂翁らしく、繊細な心理描写と理知的なセリフ回しが魅力で“幽霊”の場面はない。
満開の桜が咲いた日枝神社の第一場で、観客は春を先取りするわけである。
大蔵流狂言師・茂山恭仁子氏によれば、狂言において季節を先取りする理由について「実物の美しさにはかなわないからである」という。おおぅ。日本の伝統芸能は慎み深いよね。←とくに上演は冬にかぎらないけども。きもち。


綺堂翁は1939年没のためkindleでの価格はすでに0円。しかし価値は無限大です☆

おもな配役
青山播磨 中村吉右衛門
放駒四郎兵衛 市川染五郎
渋川後室真弓 中村東蔵
腰元お菊 中村芝雀

作者は「番町~」を舞台ではじめて観るためドキドキしていたせいか、第二場で鳴物もない静けさのなか播磨&お菊のやりとりを固唾をのんで見つめ過ぎたせいか……いきなり貧血おこした(けっこうショック)。劇場の方々には親切にしていただいた(ちょうはずかしー)。←ハタ迷惑な客である
なんとか血流を取り戻しあわてて客席にもどると……すでにお菊ちゃん斬られていた! ←このお芝居の山場
播磨「そちの疑いは晴れようとも」のセリフおわっていた! ←このお芝居いちばんの聴きどころ
なんたる失策! ちょうショック(つд⊂)エーン


二、「女暫」おんなしばらく 一幕
成田屋のお家芸である荒事「暫」の女形バージョン。舞台は京都・北野天満宮。範頼とその仲間である悪役たちがズラッと並んで(一種の吉例顔見世であり口上でもある?)、クリカラマルという宝剣の件でモメモメした挙句、恭順しない義高らの首をはねる、はねちゃダメとか言っていると「しばらく」と勇ましい素襖姿の巴御前がトゥットゥルーと花道から登場。滔々とツラネを述べたあと「おお、はずかしい」と可憐にお顔を隠す。いろいろ冗談みたいなヤリトリがあって(ざっくり)大団円&幕。花道にひとり残った巴御前が「大太刀がおもい、だれぞコレへ」と呼ぶと舞台番が現れて「これこれバッタリ」と六方の踏み方を教えたり教わったりするサービス(?)があって、揚幕へ退場。おしまい。見た目の華やかさと冗談と茶目っ気でできているお芝居である(たぶん)。

おもな配役
今井四郎妹巴御前 坂東玉三郎
蒲冠者範頼 中村歌六
轟坊震斎 中村又五郎
女鯰若菜ジツは樋口妹若菜 中村七之助
成田五郎房本 市川男女蔵
清水冠者義高 中村錦之助
舞台番辰治 中村吉右衛門

お芝居の正しい見かた;体調万全であくまでも不真面目に気長に観ることをオススメする次第であります!

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今年の野望;もうちょっと健康になりたい

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