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2015年2月18日 (水)

『ラパン!ラパン!』@世田谷パブリックシアター

仏パリのコミック・サーカス・カルテット“レ・マンジュ・ドゥ・ラパン”(=ウサギ食べるズ)の『ラパン!ラパン!』(=ウサ!ウサ!)を観に、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターへ行ってきました。

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地上にある東急電鉄世田谷線・三軒茶屋駅ではフレーバーワッフルを売っていた

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世田谷パブリックシアター入口は、にんじん色ゆえ“キャロットタワー”という三茶ランドマークビル内3Fにあります

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中は古代劇場風の質感と落ち着いた色合いがよいです

お客層 男女比4:6 年齢層 ファミリー多数。チビッ子からジジババまで。平均しちゃうと45歳。お客全体に占めるチビッ子比率20~30%くらい?
この公演はチケット席種に「こども」というのがあったので元気なチビッ子がわあわあしていた。劇場側によるお客層のコントロール(?)だ。音楽や静寂を味わうような演目や長丁場じゃキビシイだろうけど(たいてい未就学児童不可)、こういうチビッ子いても平気、むしろチビッ子いたほうが盛り上がる(?)ような演目(公演時間も60分程度)は「こども」席種がんがん用意して正解。(ぜんぶの劇場かどうかわからないけど、ふつう座高の低いキッズ用に客席を10㎝~15㎝くらい底上げできるクッションのようなものがある)
“子連れ”ってこどもに失礼だけど、“保護者同伴”ならこどもも一人前のお客様だ。というか、劇場にこんなにたくさんのチビッ子がいる光景は久しぶりだ。しかも、ちょうのびのびしている。ふだんがお客層枯れすぎかもなー。

※来月大阪公演が予定されているのでネタバレちゅうい

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《チラシの写真・左から》
ドミニク・バード=スミス:長身にタータンチェック柄のスコットランド民族衣装がよくお似合いのコメディアン。特技はスコットランドマジックとジャグリングとバグパイプ。
ジャン=フィリップ・ビュゾー:ちょっと太めの体型にジャケットがよくお似合いのコメディアン。特技は演技とギター(もともと舞台俳優らしい)。
ダヴィッド・ベナドン:陰のある色白のお顔に濃いアイラインと黒シャツがよくお似合いの生演奏担当。特技はピアノ(ローランドのシンセサイザー)、ドラム、アコースティックベース、トロンボーン、シャカシャカ、リンゴをむしゃむしゃすること。
シグリード・ラ・シャペル:小柄の体型にサスペンダーつきショートパンツ、頬のチーク、レニングラードカウボーイズみたいにとんがった白黒コンビシューズがよくお似合いのコメディアン・リーダー(設立者)。外見は一番道化師っぽい。特技は紙吹雪とバルーンパフォーマンス。

※“レニングラードカウボーイズ”とはアキ・カウリスマキ監督映画の主人公たちです

『ラパン!ラパン!』 65分 英語・フランス語・日本語公演 字幕なし
とりあえず舞台奥にラメが煌びやかな深紅のカーテンでサーカス風(?)のパーテーションが置かれている。舞台奥上部にはLEDでキラキラ光る星空風の電飾。この豪華なテイストはフレンチ・バーレスクというらしい。
舞台下手にドラムとシンセサイザー設置。アイコンである光るウサギと光らないウサギをデコレーションすることも忘れずに。
開演15分前からダヴィッド・ベナドンがさくっと登場し、何も言わず華麗にピアノ演奏をはじめた(音楽は全部ちょうよかった)。もともとチビッ子たちがわあわあやっていた客席がますますリラックスしていく。
喜劇であれば喜劇であるほど衣装・小道具・大道具・音楽は上品な素材で趣味のよいものを揃えるべきなんだなーとおもった。噺家さんが安っぽい着物では高座にあがらないのと一緒だ(?)。笑う手前で視覚的・聴覚的ストレスがあるのはよくない。
そんな下ごしらえあってか開演と同時に自然と手拍子が湧く。
作者は開演前「字幕は出さないのかなー」とおもってキョロキョロしていたんだけど、なんとここぞという部分は日本語! ビュゾー「ハイ、ツギ!」とか片言でひとつひとつは短いセリフなんだけど……だってフランス人はH=アッシュはふだん発音しないのに……! 忘れていた、プロのパフォーマーでしたね。そう、なんだかんだ3人とも筋肉がしなやかで、仮に街中で見かけたら「ぜったいダンサーだ」とおもうにちがいない肉質であった。プロの身体芸術家だもんな。
いや~、どのコント(?)もよかった☆ 120分くらいやってくれていいのに!
とくにドミニク・バード=スミスのテニスラケット5本を操るジャグリングがたのしかった。喜劇なので成功したあとに「どや~☆」という顔を必ずして高度なテクニックをごまかす(?)のがだいすき。そしてパフォーマンス前に「ニシコリ! ニシコリ!」とアピールするのも忘れない(ドミニクの十八番なので別に錦織選手かんけいないっちゃない)。チビッ子たちの心をガシッとわしづかみにしていた。芸人は上手も下手もなかりけり~行く先々の水に合わねば~を完全に体現。かっこいい。

何度でも観たくなる一流の茶番でした。

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