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2016年2月22日 (月)

『ゆかいな若冲・めでたい大観』@山種美術館

年初から開催しゅうの「ゆかいな若冲・めでたい大観―HAPPYな日本美術―」を観に、東京・広尾の山種美術館へ行ってきました。

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入口

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若冲推し(?)なポスター

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お正月に横浜・野毛山動物園で放し飼いの白いインドクジャクの飾り羽に♡マークを発見して、きゅうに若冲をおもいだした(いま話題の『孔雀鳳凰図』は4月から東京都美術館で公開予定なので今展とは関係ない)

お客層 男女比 2:8 年齢層 平均すると60代くらい?
客層シブめでもスタッフさんが展示ケース(屏風や掛け軸を保護)のガラスを逐一、拭きまくっていた。もう指紋がつかない専用ガラスを開発するか、お客ぜんいんに布巾を配ったらいいんじゃないかな、とおもった。

「ゆかいな若冲・めでたい大観―HAPPYな日本美術―」
第1章 愛でたい、めでたい、HAPPYな日本美術
伝統的な吉祥画=縁起のよいモチーフの作品たち。具体的には鶴亀・松竹梅・七福神・蓬莱山&富士山・鯛・干支の動物など。
第2章 HAPPYになる絵画
ユーモラスなお笑い担当作品たちと、みずみずしい幸せ担当作品たちにより見るだけで笑顔になる、とゆうコンセプト。

ちなみに今回メイン(生誕300年記念)である伊藤若冲(江戸時代中期1716‐1800年、京都生まれ。錦小路の青物問屋の長男だったのに30代で絵にはまり40歳で家督を弟に譲り楽隠居の体で画業に専念して生涯独身だったことでも有名)は11作品が展示されていた。
若冲の作品で1番有名なのが大阪・西福寺所蔵で年1日だけ公開される『仙人掌群鶏図襖』1790年(重要文化財)だとおもわれる。で、今展には若冲『群鶏図』1795年の六曲一双(6面の屏風が一対の意)が鎮座されている。モチーフも威風堂々とした立ち姿も同様だけど襖絵とちがって墨の濃淡で描かれたモノクロの鶏たち。でもってどれもこれも雄鶏の尾羽がひと筆で「ビヨヨン♪」って跳ねてる。勢いあってかっこいいんだけど若冲じいちゃん79歳の作である。どゆこと? とおもった(すきです)。
ほかにも若冲『仔犬に箒図』18Cや若冲『河豚と蛙の相撲図』18C、とくに若冲『大根図』18Cなんて「いくら家業(青物問屋)だからってなんだ、この大根は! 自由すぎる!」というかんじの掛け軸だ(すきです)。
なにしろスピリチュアル気質の横山大観(1868‐1958年)やいま見ても超絶人気漫画家としか思えない浮世絵師の歌川国芳(1797‐1861年)や繊細でノーブルな菱田春草(1874‐1911)や格調高い至高の絵師である狩野常信(1636‐1713)やらの作品とおなじ空間にいても若冲、目立つ。浮いてるといってもいい。たぶんインディペンデントすぎるんだとおもう。短期間だけど狩野派で学んだはずなんだけどなー、片鱗ないわー。だんだんバカ(絵描きバカ)なのかな、とおもえてきた。この楽しげなかんじ、人生謳歌感がある。じっさいは質素に暮らしてたみたい(弟から仕送りあるから画材は潤沢?)だけど。

まとめ;美術館のパワースポット化
「ゆかい」「おめでたい」ってゆう切り口にするだけで館内のウキウキ度たかい(たぶん)。観おわったとき爽やかな気分だった。さいきん流行のパワースポットとおなじ役割だ(たぶん)。作品はどれも刺激的ではない、ただ美麗だったり神聖だったりユーモラスだったり吉祥画だったりするってだけで屈託のない快楽が生まれるんだなー、とおもった。
あと作品の外側だけど掛け軸の表装がどれもこれも美麗だった。若冲の『大黒図』だったかな、「寿」って刺繍(?)が並んでいたりしてぜんぶおめでたい☆

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ぽてぽての布袋さまたちは若冲『伏見人形図』1799年←本人83歳! おめでたい☆


ちなみにクジャクと群鶏はこうゆうの

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