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2016年3月30日 (水)

結婚すると不倫することになる外的要因

現代日本では不倫が流行しているようだ。へー。それとも、露呈することが流行っているのかな。
なんで、たっぷり流行しているように見えるのかといえば、以前は「側室」「妾」「囲い者」「女郎遊び」「間男は金七両二分」「姦通」「不貞」「浮気」「移り気」とゆう呼び方をそれぞれの温度と関係性で細分化し、それぞれのニュアンスで使っていたのが、ぜんぶひっくるめて「不倫」になったためな気がする。詩趣が淡いかもな。
まあ、呼称はさておき実務的に、結婚すると不倫することになる(そもそも独身なら浮気だから、って意味じゃなくて)のも事実である。と作者は考えるのでその外的要因を3点説明しておきたい。


①人類はメスに囲まれているオスがモテる(社会心理学)
学生を対象にした心理学の実験で、ざっくりまとめると「女性に囲まれた男性(の写真)」に女性は好感を持ち、「ひとりきりでいる女性(の写真)」に男性は好感を持つ、とゆう結果である。逆に同一人物であっても「ひとりきりでいる男性(の写真)」に女性は悪感情を示し、「男性に囲まれている女性(の写真)」に男性は悪感情を示したらしい。つまりメスはほかのメスたちの判断をもとにオスを評価し、オスは「ひとりきりでいる」=「競争率が低い」=「じぶんが繁殖できるかも」なメスを評価する、生物的本能をもとに社会的な(じぶん以外の人間に依存する)判断を下したため同一人物にもかかわらずその周囲の状況によって好感度が一変する、とゆう非合理性(認知バイアスは脳と時間の省エネが目的なのでその面では合理的)が生まれるらしい。


ニコラス・A・クリスタキス&ジェイムズ・H・ファウラー『つながり』(2010年)

と、ゆうことはパートナーのいるオスはモテる! かもしれない。モテたいオスは嘘でも結婚指輪をしておくか、「3回離婚した」と言い張ってみ、、ないか。でも「結婚した(のちに離婚したとしても)」=「ほかのメスに選ばれた(栄養確保と環境の安全確保に)有望な繁殖相手」=アプローチする価値がある? とメスが判断するのだとしたら、結果的にいかなる結婚も障害(既婚者のオスは独身メスからのアプローチ増加)だらけ、と理論上はなる。うん、理論上はね☆


②人類のメスが交尾期を伏せたためオスは1年じゅう発情期「アプローチしなきゃ」だが、そもそもメスの身体はそれに対応できない(生物学)
身近な哺乳類・爬虫類・魚類なんかを考えてみると性成熟後も「繁殖期」が限定(季節と環境条件など)され、メスの発情期(排卵期間)に合わせてオスはアプローチするものが多いようだ(身体的に繁殖不能なのにアプローチされるとメスは闘争か逃走する。例・牝馬は牡馬を後ろ脚で蹴っ飛ばす)。たとえばチンパンジーのメスは排卵期になると性皮を腫らして視覚的に体内変化をオスに知らせる。雌雄ともに期間を限定することでエネルギー効率をあげ、ストレスを最小限に抑えている(交尾もナワバリ争いも体力消耗するため「繁殖もしたいがなるべく長生きもしたい」とゆうことなんじゃないかな、繁殖が生涯一度きりの動物もいるけど。セミとかサケとか)。
ひるがえって人類のメス、排卵期をだれにもお知らせしない。……なんで? 効率わるくない? とおもったんだけど、その昔よっぽどオスが子育て(子孫の生存率の向上に貢献)しなかったんじゃなかろうか。妊娠育児期間の長さと重労働に比して。交尾だけして「バイバ~イ☆」だったら、「待たれよ!」「身重なんだから食糧もってこい」「(子孫である)乳幼児の安全を確保せよ」とゆうモメモメの末に、「もう排卵期はおしえない!」と見限ったメスが生き残ったんじゃなかろうか。
ただ、伏せているだけで実際は排卵期(と、そうじゃない時期)が存在するため常に繁殖(交尾)可能とはいかない。生理期間ちゅうの交尾は感染症リスクの点でオススメじゃないし、妊娠期間ちゅうの交尾も可能ではあるが身体的負担が重い。……メス、たいへんだな。

1975年に書かれた深見史さんの『産の中間総括』によれば「一部のエリートをのぞいて、未婚の母が、母子とも食ってゆくのは至難のワザ。結婚すればしたで、“妊娠したからといって甘えていたのではいけません。ご主人への心遣いを忘れずに、夫の浮気は奥さんの妊娠中が一番多いのです”(中略)ほとんどすべての家庭は母子家庭だ。男はカネ以外では家の中では何の役にも立たない。最も自立しえぬ者ども、いつになったら気づくのか」



なんか無理に無理を上乗せした悲喜劇に見える。

ここで突然だが、およそ200年前の江戸っ子たちに大ヒットした『浮世床』から引用したい。
≪三十過ぎての放蕩者≫抜粋
長「能い事を云つて遣つても、右の耳から左りの耳へぬけうらになつ居るから、はじまらねへ。あの子は、十八九のとしまでは評判のをとなし者だつけが、いつの間にあんな放蕩者に成つたか」
びん「人も三十越してどうらくになつたのはむづかしいよ。その筈だ。見るほどの事、きくほどの事が皆珍らしいから、爰でたまらねへはな」
長「遊といふものは、面白づくしにして金をつかはねばならぬやうにしかけた物だから、手めへから料簡つけて、よつぽど勘弁せねばならねへ」
短「うかりすると、おとし穴へはまるよ。三十こしてからはまつた者は、これほど面白い事を今までしらなんだが残念、などゝつかひかけるから、矢も楯もたまらぬ」

≪かくあるべしの道楽訓≫抜粋
びん「むかしの誰とかいふ女郎が、通人とは廓へ這入らぬ人を通人といふ、女郎買をして金をつかふ者は、おそかれ速かれ身体(身代)を滅すから野暮だ、と云つたさうだが、悟つて見ればそんなものかい」
短「違ねへ」
びん「通だの通り者だのといはれて身体を潰すよりかも、野暮と云はれて金をためた方が利方(利口)だの」
長「それをしりつゝ迷ふやつさ」
びん「あれもちつとは迷つて見るがいゝのさ。若い内にちつと修行して見て、早く足を洗ふがいゝ。上手になれば成るほど金が入る」
短「そしていつまで遊んでもおなじ調子だはな」


式亭三馬『浮世床』(1813・1814年ごろ)

ざっくりまとめると「30歳を過ぎてから廓遊びにはまった道楽息子は手におえない」件と「女遊びをするなら若いころに短期間あるいは少額分だけ迷うにとどめろ」な件である。うん、200年前だね。200年後もザクザク迷ってんなー。
たしか2001年ごろ「閉経した女性は無駄、80歳・90歳になっても生殖能力のある男性サイコー!」みたいなお花畑発言をしたオスがいたような気がするんだけど、繁殖可能だけど出産後の食糧&安全確保には役立たない(もうすぐ死ぬから)老いぼれクソじ……、メスはドン引きじゃない? 遺産めあて? うん、理論上はね☆


ここまでは「既婚オスが不倫する外的要因」だったけど、つぎは既婚メスの要因。


③人類のメスが産んだ子どもの15~30%くらいは結婚相手の遺伝子ではない(おれ推計)

ここで突然だが、ネコ科のはなしをしたい。オスが子育てをしないネコ科動物においては、繁殖相手(遺伝子)を選ぶ裁量はメスにある。たとえばメス野良猫(ナワバリと繁殖相手を限定されない環境)の産んだたいてい3~6匹の子猫のDNAを調べると、父親がちがう。父親が複数いることもフツウだし、子猫6匹ぜんぶ父親のDNAがちがうこともめずらしくない。チーターも(動物園は限定的なので別枠)。


ジョン・ブラッドショー『猫的感覚』(2014年)

猫は多胎動物であり、またメス猫は交尾→誘発→排卵とゆうシステムなので複数のオスのDNAを持つ子猫を同時に出産できる。これ、なんでそんな手間のかかることするのかとゆうと、メス猫にとっては「ぜんいん、わたしの子」であり(DNAの半分はメス由来)そのうえで子猫に多様性を持たせることで生存率をあげようとしてるらしい。

チャールズ・ダーウィンが言っていたアレである。
「もっとも強い種が生き残るわけでも、もっとも賢い種が生き残るわけでもない。ただ、環境に適した種だけが生き残るのだ」
どうゆう環境変化が起こるかわからない時点では、どうゆう性質が役立つかもわからないので繁殖相手(DNA)をバラバラにしておくのは理想的である。

ひるがえって、顔見知りの人類のメスから「配偶者に浮気された」とゆう話を聴かされた。「それはひどい」と相槌を打ったら「わたしも浮気したいからだれか紹介してほしい」とゆう。え、まじめなヤツが思いつめるとめんどうだな。「いいヒトがいたら」と言って忘れていたところ、メスは複数人に同様の提案をし、なんと! 紹介したアホウがいた。よりによって、なんであんなヤツを、、、「後腐れなさそうだから後でストーカーとかにならないとおもって☆」、、、ほかのリスク高…………、そんな案件があった半年後「妊娠6ヶ月」と聞き及んだ。浮気の代償に今後20年かけて、他人の子どもを養育させられるのか、オスまぬけだな。メス、気の長い復讐だな。とおもった。

人類のメス、秘密を墓場まで持って行く気ぜんぜんナシ☆ アレやコレやで聴かされた話を(ホントか冗談かは知らんけど)総合すると、子ども15~30%は結婚相手の遺伝子じゃないと推計される。あ、でも日本社会ではいまでもレイプなんかの性犯罪被害を隠す傾向が強いから「性犯罪被害に遭ったことが知られたら離婚されてしまう」みたいな強迫的理由で結婚相手の遺伝子じゃない可能性もあるよね。とくに戦前とかは、な。
ただ「生存率」の面からは合理的だ。よって、子孫の多様性を広げるために不倫している可能性もある☆ っておもい始めるくらい不倫自慢を聴かされておれウンザリしております☆

うん、まあいずれにしても子どものDNA鑑定はするべきじゃないよね☆ 理論上☆


まとめ:結婚祝いにシリコン製ラブ・ドール(高級)をプレゼントする風習をつくるとゆうのはどうだろう
一夫一妻制でなんとか安寧に過ごしたいなら、オス&メスの発情期のアンバランスを調和させるのも手段としては有効かとおもう。うん、ラブ・ドールは嗜好品だからケースによるけど。え? オスの性欲が元凶なら一夫多妻制にすればいい? インドネシアの一夫多妻家庭で育った男性によれば(彼の母親は第二夫人)、おなじ敷地内に離れのような形で暮らしていたため正妻から食事に毒を盛られたりして(江戸時代の大奥みたいだけど1990年代の話)たいへんだったそうですよ。おすすめじゃない。え? 気持ちの問題? 「手めへから料簡つけて、よつぽど勘弁せねばならねへ」って200年前から言われてますよ。オスもメスも血迷うのは若いうちだけにしましょう☆


【1989.11.10】
チャーリー・ブラウン「I really thought I could devote my whole life to making you happy..」
:きみを幸せにするために一生を捧げられるとほんとに思ったんだけど。。
チャーリー・ブラウン「I'm sorry it didn't work out」
:うまくいかなくてごめんよ
スヌーピー「(Hey, No problem..)」
:ヘイ、どうってことないよ。。
スヌーピー「(I was already happy)」
:ぼくはとっくに幸せだったもの

チャールズ・シュルツ『ピーナッツ』

内的要因に対しては、オスの「きみを幸せにする」、メスの「わたしを幸せにして」とゆう引用元不明の理論を捨てることが近道かとおもう。

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