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2017年2月23日 (木)

チケットを偽造しよう

お芝居・ダンス・音楽・伝統芸能などのあらゆる公演において、チケット転売問題がこじれてる。どうした。昔からチケットの転売やら譲渡やら委託やらダフ屋やら存在してるけどココにきて事態のこぐらがりようはどうだ。なんでこんな局面をむかえちゃったんだ?

チケット転売における「問題」はまずオークションサイトを経由した偽造チケットかとおもう。報道された事件だけでも2012年EXILEの西武ドーム公演で偽造チケット240枚が出回ったとか(2013年容疑者逮捕)、2015年末NHK紅白歌合戦では偽造入場券が出回り少なくとも30人以上が入場拒否されたとか(捜査ちゅう?)。ちなみに偽造入場券は自称「国内No1の安心チケット売買サイト」チケットキャンプで約15万円でみなさん購入したらしい。「安心」ってイミ知らないんじゃないか。「詐欺の片棒」と呼ぼう。
そしていま検索すると堂本光一さんの帝国劇場『Endless SHOCK』千秋楽公演=祝☆通算上演1500回目はS席1万3千円が45万円/枚で取引されようとしてた。バカじゃねぇの。売るヤツもどうかしてるけど、買うヤツはもっとどうかしてるぜ。もう舞台観なくていいから光一さんご本人に45万円の現金でご祝儀贈れよ。そっちのが伝わるとおもう。そして、紙チケットにしろ電子チケットにしろそれホンモノ? プラチナ・チケットであればあるほど偽物の確率は著しく高い。だって出品しないでしょ。金積めばなんでも手に入ると思い上がっちゃダメだぞ、子どもたち。

では、作者もやってみよう。

★チケットの偽造なんてちょろいもんだぜ★

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2009年12月東京文化会館『シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー聖なる怪物たち』D席4000円のチケット(本物・記名・経年変化で印字は薄め)

なんで半券ではなくもぎられてない本券で所持してるのかとゆうと、行けなかったからである。たしか前日から風邪気味で当日になって悪化! 咳まで出てきた! とゆう悲しい思い出。東京文化会館でギエムとアクラム・カーンを見たかったのに! で、保管しつづけ7年以上たった現在も手もとに所持。うん、4年後の再来日公演をゆうぽうとホールで見れたからいいけどね。
シルヴィ・ギエム×アクラム・カーン『聖なる怪物たち』
2015年9月にゆうぽうとホールが閉館し、2015年いっぱいでギエムが現役引退したことを考えるとむしろ縁があったほうだとおもう。「縁がある」「縁がない」とゆう表現はすきだ。「分相応」とかも。
で、とっくの7年前に公演終了し出演ダンサーが引退してるチケットなので、ためしに偽造してみよう★
①そのままスキャン
②厚紙にプリント

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ここでミシン目ロータリーカッターの出番♡             ③もぎり位置にミシン目を入れる

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完成☆

プリンター&インクさえあれば3ステップで超絶カンタンである。手もとに光沢紙がなかったんだけどチケットっぽい厚紙を使えばファミリーマートから専用紙を盗まなくても(※2016年ファミリーマート店舗から本物の発券用紙を盗難しチケットを偽造しネットオークションでもうけた事件、犯人の店員はすでに逮捕起訴)、それなりのクオリティー(無効って浮き出た文字見える?)で完成する。画像じゃわかんないでしょ? これに発券レシート添付して出品すればいいんでしょ? ちょろいもんだな★ (※偽造有価証券行使等罪は3月以上10年以下の懲役、詐欺罪は10年以下の懲役)

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券面の画像で真偽を判別できるとはおもえないな       ちなみに裏面は印刷位置を失敗しました

作者の偽造ではクオリティーが低すぎるため、レターパックプラスで送付して中身確認された段階でクレームが来るでしょうな。犯人としてはしらばっくれるまでの時間をもっと確保したいところですな。


論点Ⅰ「見ず知らずの個人から有価証券を大金で購入するヤツの気がしれねぇ」

こんなウソくさいもの誰が買うのかなー、と不思議に感じてたら、、、身近にいた。いろいろあって活動休止してたバンドの10年ぶりの復活ライブのチケット9千円/枚を数万円/枚で見ず知らずの出品者から落札したとゆう自称ファン。購入理由「オフィシャル抽選販売にすべて外れたから」だそうだ。
作者「……それ、入場できないんじゃない? (あと、そうゆうわだかまりも要因で精神疾患っぽかった○○さんが気の毒では)」
自称ファン「え、なんで? “はじめて出品します”って書いてあったからだいじょうぶだよ♪」
頭の悪い金持ちとゆうのは、地上で最もみじめな生き物である。そりゃ、活動休止もするわなー(※個人の感想です)。コピペ元=テンプレートがあるのか文章の行間の使い方と発送方法と名前のつけかたでこのへんぜんぶおなじヒトだろな、とゆうのがある。逆にコレ本物(ほんとに行けなくなっただけ)ッポイなーとゆうのもまれにある。つうか、ホントに行けなくなっただけのヒトは45万円なんて言わないがな。

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抽選販売とゆうのは当選したヤツのせいで外れるもの

不思議である。外れたヒトたちは当選者が憎くないんだろうか? 作者「おまえが4枚も購入したせいでこっちは1枚も買えなかったうえに大金払えだと! 新しい誘拐のスタイルか! 責任もっておまえがあと3人連れてけや!」とおもう。

ちなみに追っかけがライフワークのヒトたちの場合、年間30~40公演とか追っかけてる過程で自然発生的に追っかけコミュニティが存在し(毎回顔合わすからみんな知り合いなんだそうだ)、抽選販売なら同じ公演に行きたいヒトどうしで枚数制限いっぱいまで申し込む。で、あとで当選チケットを融通し合う。ただ、たとえば4人グループで枚数制限4枚をぜんいんが申し込んで4人とも当たってしまった場合16枚である。キャンセル可能ならキャンセルするけど当選と同時に決済になる場合は12枚も余ってしまう。だってクジ引きだかんね。
追っかけがライフワークのヒト「ダブりはさばく」
それ、ふつうに欲しい分だけ申し込めばいいのでは? 当選率があがりシステム負荷は下がるのに。そうゆうわけでプレイガイドの抽選販売で外れてもキャンセル可能なら公演近くになってチェックし直すとふつうに「×」(売り切れ)が「○」(購入可能)に変わってたりする。申し込みすぎなんだよ。あきらめるな☆

「要するに、音楽の好みは伝染するのである。(中略)この実験で立証されているのは、人びとが連続的に決定を下す際に生じる“経路依存性”である。評価対象となる曲に、正しい価値や本当の価値といったものは存在しない」
「他人が欲しがるものを欲しがり、他人の選択を世界を理解する効率的な手段とみなす傾向が私たちにはある」

ニコラス・A・クリスタキス&ジェイムズ・H・ファウラー『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』(原題“CONNECTED”2007年)

作者「みんなが行くなら、おれは行く必要ないよね」思考なのでチケット入手にそこまでエネルギーを使うヒトのマインドをぜんぜん理解はしてない。ただヒドい目にあったことはある。
以前、某メロコアパンクバンドが1年後に解散すると発表した。ギタリストが失踪したり、ドラマーが逮捕されたり、ボーカルが急死したり突然の終焉がふつうなのにわざわざ1年前に、踏みとどまった円満解散(?)である。作者は2回くらいしかLIVE行ったことなかったけど、ラストはワンマンだとゆうのでそれは観たいな、とおもってチケットを入手した(作者ひとり分)ところ自称ファンがチケットを買ったかどうか訊いてきたので正直に答えたのが失敗のモトで、譲れとゆう。
自称ファン「オークションサイトには出品されてなくて……」
ネゴシエーション(交渉)ではなくハラスメント(人権侵害)である。そうゆう風に言えば作者がチケットを譲ると値踏みしたうえで脅迫してきた。わざわざ1年も前に解散発表のラスト公演チケットをかってに購入し忘れた(自称ファン談)くせに完売後になぜ本人分しか購入しないおれを恐喝するのか。ゴネシエーション。きみ、ファンじゃないよね? だっておれ楽しみで買ったのに、人権侵害を受けたうえに観れないじゃん。ヒドい話。こんなだったから解散したのかなー(※個人の感想です)。
ちなみにバンドは約4年後活動再開された。よかった。新曲も発売された。祝☆ 円満解散だから淡く期待はしてたけど。一方いまでも作者と自称ファンとの人間関係は破綻したままだ。

オークションで落札するマインドって、結局のところ「他者を出し抜きたい」とゆう心理、見栄、虚栄なんじゃないか。みんなが欲しがる=ぜんいんは行けない公演のチケットを入手して、その行為において「行けなかった他者と比較して入手できたじぶんはイイ人生を送れている」と思い込みたいのである。甘ったれだな。その公演がイイものかどうかはだれにもわからないし、楽しむことも充足感を得ることもそんなに簡単でも単純でもないにもかかわらず。人間は宇宙で最もみじめな生き物である。

古典落語『唐茄子屋』
おじさん「なんだい、じゃねぇよ。おめぇ、子どもに甘くっていけねぇぜ。今日吾妻橋でな、おれが、一足遅きゃ、野郎飛び込んでんだ。人間死のうっと思うくれぇ、正直なことはねぇぜ。野郎、目が覚めたらしいんだ。ここでもってため直さなきゃ、人間なり損なっちゃうんだよ。人間ひとりこしらえるか、出来損なうかの境なんだから、おめぇ甘くっていけねぇよ。余計なとこいちいち口出すんじゃないよ」




論点Ⅱ「当日行けなくなったなんてよくあることだ、再販システムなんていらねぇ」
じっさいに行く気まんまんでチケット購入したのに仕事で数週間前に行けないことが確定してしまった観客(作者)の行動パターン=時間あって行けるヒトにタダであげる。以上だ。

事例A:30年近く実績あるコンセプチュアル(?)な劇団の公演チケット1枚
お芝居すきなヒトのあいだでは有名で作者は1度観てみたいとおもって購入したのに仕事でモメモメして行けなくなった。で、ふだん観劇とかしないヒトにクセの強い演目だしチケットはペアじゃなくて1枚きりだし交通費飲食代はご本人の自腹になるけど時間空いてるならどうか、と持ちかけた。
ふだん観劇しないヒト「タダでくれるの? 時間あるから行く☆」
感想「劇場まで道に迷ったけどすごく煌びやかで楽しかったよ」←作者に気を遣った可能性もあるけどよかった。

事例B:ロックバンドの座席指定チケット2枚
これは作者じゃなくてヒトからチケット2枚とってほしいと頼まれて購入したのに仕事で行けなくなったからと代金だけ払われてしまったアイテム。そもそも作者じしんは行ける日程ではなかった。とにかく時間空いてるヒトをさがす。ふだん観劇はしてもロック聴かないヒトに行かないだろうな、とおもいつつ音源データとともに差し上げる(しつこいようだけどチケットあったって交通費飲食代は自腹だからね)。
ふだんロック聴かないヒトの感想「①歌詞は日本語だよね単語がひとつも聴き取れなかった②ぜんぶおなじ曲に聴こえた③でもこうゆう音楽があってこんなに人気があるとゆうことは少しわかった」←作者の顔を立てて(?)行ってくれたらしいよかった。

じぶんが行けなくなったチケット=不要品を「高値で売りたい」とゆう発想が理解不能だ。なんで、タダであげないの? チケット2次流通でもうけようなんてダフ屋もどきもサイト運営者も甘い。ちゃんと働け。
「行けなくなった」なんて、そんなの自己責任と縁の有無である。「オフィシャルの救済システムが~」って論調おかしくないか。それぐらいてめぇでどうにかしろ。むしろ、主催者&制作者&演者サイドにはそんなとこに予算かけないでほしい。われわれ(おもに作者)が心配してるのはぽっかりあいた空席や前売券の販売数と比較して客の入りが悪くて演者がナーバスになってないかのほうだ(いかなる演者も動員に対しては打たれ弱い)。
そして「チケットの記名&IDチェック」公演の場合、おれの「行けなくなったからタダであげる」行為はナシになるの? え、なんで?

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パリコレや劇場入り口でこうゆうのを持った学生が佇んでる(スペル間違ってるかも) 日本語に訳すとこんなかんじ

10年以上前のハナシなのでいまもパリっ子たちがやってるかどうか不明だけど、作者も紛れ込んでボード持って佇んでみたところマダムにチケットを譲ってもらえたことがある。タダではなかったけどフツウのお値段で観劇できた。なつかしい思い出。
日本でもごくたまに見かけるけど、本人によるボード交渉はもっとアリにしたらいい。


論点Ⅲ「最前列=良席? んなワケねぇ」
チケット取引においては「入場じたい」の取引のほかに「良席」の取引もある。オンラインで座席指定できることが増えて昨今ほんと便利。以前は劇場窓口やぴあカウンターで「どっちの席がいいですかねー」みたいな相談してた。いまもできるけど。
会場や演目によって位置はぜんぜんちがうけどその「良席」や「はやい整理番号」を取引するのである(たぶん高値)。そんなの行ってみりゃわかるしどっちみち前後左右がだれなのかが重要だよね。帽子脱がないとかイビキかいて寝るとかずっと咳き込んでるとか。歌舞伎だったら長セリフそっちのけでおしゃべりしてたりなんてよくあって、内容は「先月観た歌舞伎公演のあれこれ」だったり(いま観ないのか?)。宝塚でうっかり良席に座るとヅカファン「どなたのお連れのかたですか?」って笑顔で圧力かけられたり(ぜんいん顔見知りなんだそうだ)。もうその時点で良席じゃなくなったな。

余談≪「良席」「はやい整理番号」を入手する基本≫
・会員になる(ファンクラブ会員、オフィシャルサイト会員、劇場会員、プレイガイド会員など年会費が数万円かかるものも無料登録できるものもある)
・こまめな情報チェック(会員メルマガや発売情報受信もそうだがほかにも公式HPツイッターやLIVEハウスのHPツイッターやブログ、公演時に「来場者限定先行販売」コード付きチラシが配られたり情報解禁されたり、作者は地道なチラシ・チェックすき)
・劇場やLIVEハウスの近隣に住む(窓口販売や店頭販売に遠方からだと負担がおおきい)
たとえば300人規模のLIVEハウスにおける人気公演の店頭販売プロセス
①発売開始時刻前に来店したお客に整理券配布(購入できる順番)←お昼すぎにLIVEハウス前を通過する機会があるともう待ってたりしてビビるよね
②発売開始時刻までに整理番号順に整列完了(こまめな誘導)
③ランダムな数字を合わせた2枚1組の手作りクジを箱から引く(チケットの整理番号)
④クジ番号のチケットを希望枚数分販売する(現金のみ・枚数制限あり)
⑤販売開始時刻後に来たお客は最後尾に並ぶ(購入手順は同じ)
⑥すでに購入したけど整理番号が気に入らないお客が再び最後尾に並ぶ(購入手順は同じ)
⑦追っかけのヒトがぐるぐるして買い切るのでこのときの店頭販売分200枚くらい? が開始時刻から1時間ほどで完売する
この「ぐるぐる」はCD店における握手会などの特典購入時(いちおう枚数制限アリ)も同様。持ち金の限り購入してはやい番号をさがしつつあとで「さばく」らしい。
作者が並んだ公演のチケットは1枚\3700だったので2人組の追っかけの方はぐるぐるして合計8枚入手し……コレ平日開催なのにあと6人も行きたいヒトいる? さておき整理番号のために\29600である。もう「早番」券種として1~10番までは2万円、11~20番までは1万5千円、21番以降はランダム定価販売でいいとおもうんだよね。どうせ4番とか入手しちゃっても開場時刻にはたいてい間に合わない作者みたいのは権利の持ち腐れだし。もちろん「はやい整理番号」で入場して最前列で見るのである。でもオールスタンディングLIVEの最前列ってぎゅうぎゅうだしスピーカーとの関係性は良好じゃなさそうで作者は行ったことないからわからないんだけど視覚的喜びなのかなとおもう。

余談≪会場後方からの景色≫
ロックバンドのオールスタンディングLIVEで作者が会場の扉付近で観てたら途中からスーツ姿に重そうなブリーフケース持った男性が入ってきて、何曲か後ブリーフケースを壁際に立ってるヒト(作者)の足元に置いて颯爽とモッシュ&ダイブでわちゃわちゃしてる前方へ消えてった……え! ココに置いてくの? PCとかお仕事道具とか入ってんじゃ盗ま、、、いや、作者が立ってる限りは盗まれないですね、はい。どうなってもいっか♪ とゆうキモチはわかる。ちなみに男性はアンコール終わっても戻って来なかった。スーツで果敢だ。
また別のバンドのオールスタンディングLIVEを最後方で観てたところ、ふと床にハイヒールのパンプスが転がってて、落とし物? ではなくて、少し前方にスーツ姿の女性がストッキングでぴょんぴょん飛び跳ねてた。ヒールで飛ぶのは周囲のヒトも本人もキケンだもんね。
LIVE会場の壁際でも最後方でもそれぞれドラマがある。作者にとっては風光明媚な景色の記憶だけど、この置きざりにされたブリーフケースや転がったパンプスを演者が見つけることはないんだろなー、と気づくと残念だよね。君たちの作品を愛してるのは最前列の往年の追っかけのヒトだけじゃないんだぜ♪ と機会があれば伝えたい(機会は皆無)。

オールスタンディングはさておき、現状としてチケットの種別は妥当なケースもあれば値ごろ感のないケースもある。あれ、ぜんぶ同一価格にするのはなんのため? なんらかの理由で本席と端席を同一価格にしたいなら舞台構成のほうを工夫したらよいんじゃないかな。SPACみたいにサークル状にしちゃうって大胆な手も楽しいし。
SPAC「マハーバーラタ」@KAAT


結論:当日券および立見席
「チケットオークションに出回ったチケットは出品時点ですべて無効であるため、かわりにおなじ枚数分の当日券を出します。バンバン通報して、どしどし当日駆けつけてください♪」
で解決する気がするんだけど。だって「無効」なんでしょ? じゃ、その分ちょっと空くよね? おれ見たい。会場や公演の規模によって当日券めあて客を待たせられるスペースの可否はあるかもだけどできないもんなの?
オフィシャルの当日券出るなら、45万円の偽造かもしれないチケット買わない⇒出品者の赤字増大⇒わざわざ手間暇かけて投資目的で買い占めない&偽造しない⇒オープンの競売はすっきり全滅★ とゆう好循環を狙っております。うん、偽造チケット240枚とか出品された日にゃ当日券めあての客の整理誘導が大混乱かもしれないけど、プロならなんとかしろ。立見でも幕見でもいいじゃん。あー、消防法に抵触するか。
あと出品者ぜんいんを偽計業務妨害罪(3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金)や威力業務妨害罪(3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金)で刑事告訴したらいい。だってDDoS攻撃といっしょだよね。100%行く気のない公演のチケット販売システムに大量のIDで負荷をかけて、行く気まんまんの観客の購入を妨げてる。200%ジャマ★ 電子計算機損壊等業務妨害罪(5年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金)のほうかしら。
SNSとレターパック、コンビニ発券システムの利便性およびCD購入特典イベント(入手に高エネルギーがかかる)が個人間でのチケット取引が活発化した要因だからクローズドの取引は継続するだろうけど。あくまでも「行く気ある」ヒトどうしのやりとりは問題ないでしょ。
すでにこぐらがった事態を収拾する方法は①切る、②ほどく、の2通り。当日券と法的手段で解決しないなら、ほかに哲学的手段、宗教的手段、犯罪的手段の選択も可能だ。戦争かぁ、72年ぶりだね♪

それはさておき、オンライン以外のチケット購入形態=店頭購入・電話予約・メール予約ほかに馴染みがないとどうも「当日券」のイミがわからないらしい。「前売券ないと入れない」と思い込んでるヒトがけっこういる。チケットぴあサービス始まった1984年以降の現象じゃないかしら。
そこで、下北沢clubQueウェブサイト「チケット」項目における説明が1番わかりやすかった。
「定価以上で購入したチケット、オークション等に出品されたチケットは無効とします。」とともに「大体は当日券があるのに」とある。買い占め屋がいなくたってソールドアウトの前売り券買ったヒトぜんいんが来れる可能性は低い(マイクロシアターサイズは別)。本人の不調、家族の病気、交通機関の乱れ、突然の残業や休日出勤など、人生に急なトラブルはつきものである。オールスタンディングで将棋倒しが起きるほどのぎゅうぎゅうはダメだけど空きがあってそこに見たいヒトいるなら入ったらいい。
新宿末廣亭鈴本演芸場などの寄席に行ったことあるヒトはご存じかとおもうけど、特別興行や事前予約の団体客いがいは前売券がない。トラディショナルスタイル=木戸銭だ。ぜんぶ当日券自由席入替無である。混雑してなければ目当てのヒトの頃合いに入場し、長丁場だから目当てのヒトみたら帰る。席亭側は開場前の行列を整理誘導しつつお土産3点セットを売り込んだりする。歌舞伎座の幕見席だって毎公演毎日毎幕混むわけじゃない。幕見客は人気のバロメーターだ(たぶん)。

「いくら正直でも慾のない人間はすくない。」


岡本綺堂『半七捕物帳』

現状:ナーバスなループ
現状採用されてる対策として①チケットの記名&IDチェック②座席指定券の当日発券③顔認証④主催者によるオークションサイトのパトロールなどがあるらしい。それに対応して観客側はチケットの抽選販売時にひとり平均して4つ以上ID使って余分な枚数まで申し込んでたら、そりゃ当選倍率高騰するでしょうな。主催者も観客もじぶんたちでじぶんたちの首絞めてない?
作者じしんはファンクラブに入会しない人間なので抽選外れたり受付開始時刻1秒以内で予約できなかったりとかよくある。その程度で落ち込むなよ。縁があれば生きてるあいだにいつか見れるよ。

「どこにいても幸せよ、わたしはどこにも属さないから」


『世紀のプリマ シルヴィ・ギエム』

まとめ:店は客を選んでいい
2016年8月「チケット転売NO」の共同声明を見て、正直「ダサいなー」と感じた。裏返せば「われわれは観客の育成に失敗しました」と宣言してるわけである。いや、大失敗だよね。観客は主催者および制作者および演者の鏡像とも言える。音楽業界がいままでなんでも金で済ませてきたツケが、なんでも金積めばいいと考える観客を生み出したのだ(たぶん)。自業自得。伝統芸能もダンスも演劇界もね。音楽や表現に賭す人生もあれば、それを裏方で支えることに賭す人生もあれば、それを見ることに賭す人生もある。
チケット2次流通サイト側の言い分としては「経済活動は自由」「独占禁止」らしい。もちろん消費者の行動は自由である。でもそれと同等に主催者および制作者および演者が客を選ぶことは自由である。それは思想や嗜好やビジネスの継続性において生産者の権利だ。ジャマ者はみんなつまみ出しちゃえよ♪ (作者もつまみ出されないように気をつけたい)

まっとうでいたいなら観客は必ず以下の3点セットを携えてゆくべきである(チケット代金を払ってるうえにさらに持ち物が必要なのだ)。
①作品に対する愛着
②制作者または演者に直に対面したいとゆう熱意
③生活に根ざした緊張感

「すぐれた演劇がすぐれた観客によって成り立つとすれば、どんな観客も自分に分相応な演劇を恵まれるのだということになる。」


ピーター・ブルック『なにもない空間』

お知らせ:あらゆる公演において、最重要かつ最強の影響力を持つ役どころは観客です。ヘヴィーな任務だね。ここに作者のだいすきな狂歌を捧げたい。「咄家殺すに刃物はいらぬ、欠伸3つですぐに死ぬ」

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