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2019年4月16日 (火)

ぼくの席を紹介します

東京には居場所がない。

…………、じゃあ、シンガポールやサンフランシスコやブエノスアイレスやロンドンやドゥブロブニクやトビリシやダマスカスやハノイや南極大陸や月には居場所あるのか、と考えると、ない。全然ないな。
おれ、見栄を張りました。もう1回改めて正しく。

東京にも居場所はない。

それでも席ぐらいはある。そうゆうわけで、ぼくの席を紹介します。

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ぼくの席№001


まずは場所を説明したい。

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千代田区北の丸公園3丁目にある東京国立近代美術館(略称はMoMAT)

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めざすのは本館所蔵作品展示室4F

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裏ワザ紹介:東京メトロ24時間券を窓口で見せると所蔵作品展一般500円→割引400円(工芸館ナシ)

裏ってほどでもないけど。ほかにも17時以降の入館は一般300円や、
MOMATパスポート1年間有効で1200円(本館・工芸館所蔵作品展共通)など様々ある。
企画展は前売り券分割引のみの場合がおおいけど、所蔵品展目当てならリーズナブルでプライスレス☆

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こちらがぼくの席№001(ぜんぶ)です

所蔵作品展はエレベーターで4Fまで上がって順番に降りてくるルートとなっております
(もちろん、どこから観ても、どこかだけ観てもOK)。
4F展示室の奥が窓際休憩エリア「眺めのよい部屋」となっております。

…………、これも正しく言うと。
おれ、2012年改修前の「休憩室」時代のファンだったのである。
もっと地味でもっと隅っこ感、エアポケット自然体が最高に作者にジャストフィットだったのに。
いや、いいですけどね。いいんですけどね(未練)。
なんで自販機なくしちゃったかなー。カムバック、おれの自販機!
※「ぼくの」「おれの」「作者の」とゆう表現はあくまでも気持ちです

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平川濠越しの宮内庁書陵部(たぶん)

2016年の記事⇒お濠の名前をおぼえる

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竹橋から平川橋をのぞむ大手濠(たぶん)

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テーブルもあります(入口に自由閲覧のアーカイブなどもあります)

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平川濠越しの北桔橋門(たぶん)

内堀通り・代官町通りは交通量の多い道路で、窓際のしずかな部屋に「ゴー」とゆう風切り音と走行音がずっと流れてる。
波音と同様のリラックス効果があるかもしれない(特にないかもしれない)。

これがぼくの席№001です。
ぼくが座っていないとき(最近めったに行かないのでほぼ座ってない)はご自由に座って頂いてかまいません。
いい席ですよ。




ほかにもぼくの席ではないけど、館内には休憩エリアがあります。

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階段の向こうの吹き抜け下

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3F「建物を思う部屋」

わかりやすいんだか、わかりづらいんだか、どちらかと言えばわかりづらい方に一票、なネーミングの意味は、
1969年ここを建築設計した谷口吉郎父さんを偲ぶための空間=開館いらい増改築してないエリアです。
建築家をかってに「父さん」呼ばわりする理由はコチラ、2016年の記事⇒クニオ父さんの建築めぐり


作者は「ぼくの席№001」に腰掛けにきたので、すでに大満足ですが、作品も観ました。
どんな作品でも生(ナマ)がいい。
データでも見た気になれるけど、ちがう。
ナマの作品は壊れてゆく。時間の流れ(経年劣化ほか)に例外はない。
だから精巧な複製を展示したりするわけだけど、展示されず曝露されることのない原本はナイのと一緒ではないのか?
たとえ壊れて解けてバラバラになってしまったとしても、無常の法則のなかに生存させるべきではないのか?
でも、生きるとその分だけ死んじゃうのである。
やっぱり展示は精密複製で原本冷凍保存がおすすめだろうか?
もののあはれ。モノだけに!

パウル・クレー、藤田嗣治、草間彌生、岡本太郎、赤瀬川原平といったビッグネームをさらさらっと観ないと、何時間かかっても観終わらないことをここでお伝えしておきたい。所蔵作品展はタイムマネジメントと出力調整がだいじです(点数多いので目当ての作品前に力尽きる)。

特筆は、10室「日本画」の「春まつり」べやである。

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清家清「移動式畳」←腰掛けられる作品

花見気分で腰掛けたらサイコーだった。

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剣持勇「ラタンスツール」も腰掛けられます

左図:跡見玉枝『桜花図屏風』1934年
右図:船田玉樹『花の夕』1938年
この畳からのお花見がサイコーだった。
※館内撮影はしずかに数枚撮影するぐらいなら制止されないけど、著作権・肖像権に留意+データ保持と掲載は別件で、この写真も船田玉樹の著作権切れてないんじゃないかとおもうので怒られたら怒られるやつです。先に言っておきたいのは圧巻のかっこよさなので見に行ったほうがいい、とゆうことです。

それから同部屋の松林桂月『春宵花影図』1939年は地味好みのハートに刺さる渋さ、エレベーターホールの柳原義達『風の中の鴉』1982年は荒々しいのに謎のチャーミングっぷり♡ などなど。春まつり定番の川合玉堂『行く春』1916年(重要文化財)が人だかりで混んでること以外はぜんぶおすすめです(人気はしかたない)。

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訪問はまだ咲き始めのころ

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大手濠に冬の渡り鳥(季節物)であるオオバン先輩集団

冬鳥とおもってたんだけど、どうも近年は留鳥扱いらしい。先輩はあひるみたいな「グエグエ」だみ声でお元気そうでした。



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都民のうち1万人ぐらいが「ぼくの席」と言ってるとおもう



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