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2020年4月 7日 (火)

医療従事者が1人亡くなると未来の患者500人超もいっしょにしぬ

医療崩壊=災害や事故や急病で救急車・消防車を呼んでも誰も来ない
日本では医師ひとり作るのに人生30年+税金1億円+大量のラット等の死体が必要だ。1億円のうち数百万円~4千万円分+諸経費+生活費は親権者負担あるいは本人の教育ローン払い。医師免許を取得したら即、患者を診察できるかといえばそんなことはなく、まず患者を目の前にして適切な診療ができる者はいない、とある医師が言ってた。それで医学部卒業+研修数年間としてとりあえず30年と表現した。
いまパンデミックだから医師を増やしたい、とおもっても30年かかる。看護師や薬剤師その他関係各所の人材も同様にすぐ増員できるものではない。それに専門外の治療をきちんとできるかは免許の有無とは別次元だ。
もうパンデミックは起こってしまった後なのだから、いまある物資と人材と法令で勝負するしかない。

「You play with the cards you're dealt..」
(配られたカードで勝負するっきゃない。。)

敬愛するスヌーピー先輩談

日本の可能性カード
・だれでも湯水のように水道が使える
・国民皆保険で医療福利は平均的
・日常的な挨拶が非接触のお辞儀
・室内で靴を脱ぐなどの衛生習慣
・おもに花粉症のせいだけどマスクの着用習慣
・同調圧力は強め
(・初期のクラスター対策は効果的)?
(・BCGワクチン定期接種)?

日本の脆弱性カード
・世界一の超高齢化社会で人口の30%=約3800万人が肺炎リスクの高い65歳以上
・同時に慢性疾患率も高い
・首都圏に人口約4000万人が密集
・やや緩和されたとはいえラッシュ時の満員電車は相変わらず
・移動や接触が必要な書類文化&ハンコ文化
・オンライン授業やテレワークが浸透してない
・風邪で会社休むと怒られる社畜文化
・細菌とウイルスが違うことから理解してないヒト多数
・行動制限に強制力のある法令はない
(・世襲政治家たちのココジャナイ感・ソレジャナイ感・イマサラオソイ感)?

カードを並べてみたけど土台の条件は今からなんとかならない。なんとかできる部分って95%のヒトはもうすでになんとかしてる気がする(すでに自主的な自宅待機&自粛生活80日間に及び、そろそろ具合悪い)。非常事態にできることは、ふだんやってることだけである。裏を返せばふだんからかなり性格悪い&頭悪い&センス悪いヒトたちはそうゆう行動しかとらない。作者がかってに「およそ5%の目的のちがうヒトたち」と呼称してる利己的パターンだ。問題は東京都の人口1395万1636人のうち5%でも69万人になってしまい、政令指定都市人口レベルの問題行動が感染症を拡大してく。
樽いっぱいのワインに泥水を小さじ1杯入れると、樽いっぱいの泥水ができる。
樽いっぱいの泥水にワインを小さじ1杯入れてもワインにはならず、やっぱり樽いっぱいの泥水のままだ。
汚染とはそうゆうものである。だから「移動するな」と東京都が強くゆってるのに軽井沢とか石垣島に行っちゃうのは完全に「伝染病運搬」行動で個人的には内乱罪適用でいいとおもう。各県知事・市長は言ってやったらいいんじゃないかしら。「病床がパンクした場合には県民・市民を優先的に救命します」ぐらい。人道的にいろいろ抵触してるけどそれぐらい宣言しないと移動=伝染病運搬し続けるとおもう。花粉を運ばされるミツバチみたいに。

紀元前から言われてるとおり、ヒト=ヒト伝染病が流行したときの原則は「その場から移動しない」である。
とくにダメなのがレッドゾーン(汚染区域)からグリーンゾーン(非汚染区域)への移動である。
グリーンゾーン(非汚染区域)⇒グリーンゾーン(非汚染区域)○
レッドゾーン(汚染区域)⇒レッドゾーン(汚染区域)△
グリーンゾーン(非汚染区域)⇒レッドゾーン(汚染区域)×
レッドゾーン(汚染区域)⇒グリーンゾーン(非汚染区域)××
レッドゾーン(汚染区域)⇒離島×××
今月3日、長崎県は壱岐市(壱岐島)のSARS-CoV-2感染患者搬送に自衛隊の災害派遣要請してる。世界史を振り返ると島に伝染病を持ち込むことはテロ行為でしかない。人類史上、感染症は島国を簡単に廃墟にしてきた。

先月書いた記事⇒ウイルスは細菌じゃないを繰り返すと
仮想現実世界のなかで実際に起きたパンデミックのゆくえ
多人数同時参加型オンラインゲーム『World of Warcraft』は最大で毎月1200万人が利用する世界最大のコミュニティーである。
2005年9月13日、上級プレーヤー向けエリアに「ハカー」という有翼の大蛇と「腐血病」という伝染病を伴う新アトラクションをリリースした。プログラマーたちの予想に反してテレポーテーションで自宅に戻るプレーヤーが続出したうえ、バグでペットが「腐血病」を媒介した。1週間にわたって仮想現実世界中に伝染病が蔓延し、何十万人という弱いプレーヤーたちを死亡させたあと、隔離措置に失敗、プログラマーたちは最終手段サーバーリセットによりゲームを正常化した。
このゲーム内パンデミック事件において、プレーヤー(アバター)たちの行動を免疫学者たちが分析したことがある。
「ゲームのキャラクターのなかには癒しの力を持つ者もおり、腐血病に苦しむ人びとを治療しようとした(たいがい失敗に終わったが)。彼らは利他精神を発揮し、流行の中心地に駆けつけて手を差し伸べようとしたのだが、結果としてみずから命を落とすことが多かった。残念なことに、こうした無私の行動が実際には二つの面で事態を悪化させた。癒し手がしばしば病原菌を媒介したし、『治療』された患者は依然として保菌者だったため、そのまま死んだ場合よりも大勢の人に病気を移してしまったのだ。利他精神も癒し手としての義務感もないキャラクターは恐怖に駆られ、命惜しさに感染の広がった都市から逃げ出したものの、結局はさらに感染を広げただけだった。好奇心の赴くまま、あるいはスリルを求めて、流行地に押し掛けて現場の状況や感染者の様子を見物する者もいた(犠牲者は血の海のなかに倒れていた)。さらには、反社会的行為に走る者もいた。わざと感染の危険に身をさらし、それから敵地へ急ぐか、ひどい場合はみずからの故郷に帰って疫病を広め、できるだけ死者を増やそうとしたのだ」
(E.T.Lofgren and N.H.Fefferman「The Untapped Potential of Virtual Game Worlds to Shed Light on Real World Epidemics」Lancet Infectious Diseases7.2005)


ニコラス・A・クリスタキス&ジェイムズ・H・ファウラー『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』(原題“CONNECTED”2007年)

仮想現実で感染拡大させた者(あるいは犠牲者)の行動パターンを現実世界に置換すると
A癒しの力を持つ者:医療従事者
B動ける保菌者:無症状感染者もしくは軽症者
C恐怖に駆られて未汚染地へ逃走する者:長距離移動者もしくは移住者
D見物する者:メディア関係者
Eわざと感染したうえで死者を増やそうとする者:テロリスト
上記5つの職業と行動パターンが本人の感染リスクおよび拡大リスクを高めるとゆうことは、15年も前にバーチャル空間で実証されてる。なんだって、2005年に仮想現実で起きた失敗を2020年の日本および世界各地で繰り返さなければならないのか。

まとめると、やらないべきことは5つ。
・移動しない
・共有しない
・集合しない
・接触しない
・さわがない」

さらに現実的な医療崩壊リスクを下げるためには
・風邪ひかない
・ケガしない
・事故を起こさない
も追加したい。事故で救急搬送された患者に肺炎の症状があって検査したら、完全に無症状でCOVID-19だった。みたいなことが頻発して院内感染が深刻になってる。いまはケガするべきじゃない。ケガするなら来年度以降に先延ばしするのがおすすめ☆

この期に及んで長距離移動したりしてるヒトたちは、どうも医療崩壊を他人事だと考えてるようだ。医療崩壊とは、災害や事故や急病で救急車・消防車を呼んでも誰も来ないことであり、医療従事者が1人亡くなるたびに未来の患者500人超もいっしょにしぬことである(数値は適宜)。「おのれのわずかな利益のために他人の人命を犠牲にしてもじぶんだけは特別だから長生きできる」と考える5%のヒトたちもしぬ。
なんで肋骨があるか考えたことはないのだろうか。骨は作成・維持に膨大なコストがかかる。それでも肋骨があるのは心臓&肺を守るためだ。心肺がダメになると酸素供給がなくなり人体には致命的である。SARS-CoV-2でも他の要因でも、肺炎は悪条件がそろえばけっこう簡単にしねる日本人の死因第5位である。⇒肺炎BINGOと都市封鎖による霧吹き効果 そして疲労と寝不足と不安は感染症リスクをあげる。

歴史ファン・SFファン・生物学ファン・社会学ネットワーク理論ファンにとっては手垢まみれのシナリオ
2018年の記事⇒徴収権の正当性を繰り返すと
「☆作者の印象として多いとおもう国家および都市など共同体滅亡理由ワースト3☆
ワースト第3位・外的要因(征服や強制解体や戦争)
ワースト第2位・内部崩壊(革命や内戦や紛争)
ワースト第1位・自然消滅(統治力低下やパンデミックや災害)」
パンデミックなんてよくあることである。なんの驚きもない。なんですでに失敗した行動を繰り返すのかな、と考えると歴史・SF・生物学・ネットワーク理論がまるで人気ないって結論に達する。そっかー、人気なかったか。おもしろいのに。

クリス・マクナブ『絶対に住めない 世界のゴーストタウン』2019年

緊急事態宣言から避難したい方々への残念なお知らせ:ウイルスのいない世界があるとしたら、あの世

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ベランダで積雪を眺めたり(このあとさらに積もった)

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切り花を眺めたり(なにもしてないくせに疲れてる)

科学的におすすめは笑うことだけど、科学的にはべつに泣いてもいい。

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