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2023年1月 4日 (水)

こどもの国の建築めぐり

横浜市青葉区奈良町と東京都町田市三輪の都県境にまたがる多摩丘陵の雑木林につくられた児童厚生施設「こどもの国」へ建築鑑賞に行ってきました。1965年5月5日開園の57歳☆

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赤い大屋根がシンボルの入口。おとな600円。

今時季の休日はスケートめあての方が多いようだ。そちらは入園券+スケート入場券+貸靴券セット=おとな1500円。

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フラワーシェルターはこどもどうぶつえん内にあるので自販機でおとな250円。

昔はなかった気がするが、いつのまにか動物たちに囲まれてた。ヨドコウ物置に箱入りな券売機の哀愁よ。


①黒川紀章『フラワーシェルター』1964年7月竣工

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急斜面の高いところに位置する開いた花

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斜面の中腹に位置する閉じた花

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開いたほうのフチに腰かけると足元にアミカケ模様、、、というか、なかなかにズタボロ

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58年間1度もパーツ交換されてないらしい、、、メタボリズム(新陳代謝)どこいった

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閉じたほうで休憩(休憩所なので)するとこんなかんじ

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「中央に水を飲む器具」と書いてあるが、この花芯状のやつ水通ってる?

子どものころ、この3本とも高さの異なる手すり(だと思った)で写真を撮った気がする、、、気のせいだったかもしれない。
現存しない『セントラルロッジ』のモノクロ写真みるとフロア照明の高さがバラバラで、『アンデルセン記念館』の台座も高さに変化がある。リズム。




②イサム・ノグチ『アーチ型エントランス』1966年

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トンネルを抜けるとそこは……

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廃墟だった(おしゃれ)

開園時間ちゅうのこどもの国で間違いない。北西エリアは午後になると日陰になるうえ、温室が閉鎖中なうえ寒さで人影がなかったようだ。スケートリンクや動物園のほうは影あった。


③イサム・ノグチ『丸山』1966年

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コンクリート製で内側はなめらか

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のぼって滑ることができる

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横方向にも貫通してる

滑り台なんて何十年ぶりかしら……と思いながらいそいそ中に入ったら……あやうく詰まるところだった。直径80cmの穴におとながバッグ背負ったまま入るべきじゃなかった(鈍い)。滑り台における子どもの遊具事故はランドセルやバッグ、服のフードやコードをひっかける事例が多いことを外に出てから思い出した(ちょう鈍い)。よい子は荷物を入り口のコインロッカーに預けるか、そこらに置くかしてから遊んでね☆


④イサム・ノグチ『オクテトラ』1966年

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閉鎖中のおしゃれ温室の向こうで夕日を浴びて輝くオクテトラたち

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コンクリート製遊べる彫刻その2、しかしどうやって遊ぶのが最適解かわからない

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中に入ればいいのだろうか(座り心地ちょう硬い)

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積んであるほうは中が貫通してた……難易度! 子どもの身体能力を高く設定しすぎ(信じすぎ)な気がする


⑤浅田孝『皇太子記念館』1972年(2021年大規模改修後は平成記念館)

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大屋根の下は遠足の雨宿りにぴったりなフリースペース、地階は多目的ルームにリニューアルされた(ピカピカ)

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だれもいない

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そこらじゅうに設置された水飲み手洗い水栓が便利でおしゃれだった

ここで残念ながら時間切れ。『ふれあいまなび館』で施設の資料展示をみたかったのだが、むねん。情報が足りないままだがお気に入りの写真を説明したい。

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レンガ売店のトイレ横休憩所の屋根がおしゃれだった

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閉鎖中の温室窓がおしゃれだった

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110mローラー滑り台の廃墟感(現役)がおしゃれだった

なぜ時間切れになってしまったかというと、羊と子牛がかわいかったからである。しかたない。



頭突きする羊がかわいかったせい


鑑賞のまとめ:ここは、戦中にこどもだった大人たち(建築家彫刻家上皇夫妻含む)が描いた優しい夢の残骸なのだ。なぜ残骸なのかというと、現政府がせっせと戦争しかけようと皮算用してる真っ最中だからである。どこで間違えたのだろうか。なにがいけなかったのだろうか。なにもかも間違いだったとすれば、やはりここは夢の残骸に思う。またバカみたいに弾薬庫に逆戻りだ。

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旧日本軍の東京陸軍兵器補給廠田奈部隊填薬所時代の弾薬庫の換気塔



おまけ:850円払わなくても鑑賞できる黒川紀章作品

町田駅ターミナルプラザの『シティゲート』1983年10月

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南北に沿って設置された作品を東から西にのぞむ

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暗くなるとライトが点く(写真は2019年末のイルミネーション)


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こどもの国のクリスマスリースは惜しげもないビッグサイズで夢のようだった

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