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2023年12月24日 (日)

映画『枯れ葉』

渋谷ユーロスペースにアキ・カウリスマキ監督脚本の新作『枯れ葉』(原題:Kuolleet Lehdet)2023年をみに行ってきました。上映時間81分。ヘルシンキを舞台に、みんな大好きティモ・サルミネンが撮影しています。『希望のかなた』2017年に監督引退宣言したことはなかったことに!

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コピー「愛を、信じる」

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アキ直筆サイン入り『過去のない男』(2002年)ポスターに天才犬ハンニバル……ではなくダイカット加工チャップリン付き☆

お客層 男女比5:5 往年の映画ファンが多いかなとかってに予想してたけど平均すると50代くらい(現在の日本人の平均年齢約50歳よりはやや上か)
労働者3部作『パラダイスの夕暮れ』1986年『真夜中の虹』1988年『マッチ工場の少女』1989年に続く第4作目……という前情報でみに行ったけど、前半をみてる間はどちらかと言えば敗者3部作『浮き雲』1996年『過去のない男』2002年『街のあかり』2005年の第4作目じゃないか、と感じてた。でも『コントラクト・キラー』(1990年)をみた時のことも思い出してた。
つらい。労働はつらい。労働がつらい。労働もつらい。アルコール中毒もっとつらい。みんな楽しみにしてる(?)バンド演奏シーンはマウステテュトットでよかった。つらくない。1番つらいのは、ウクライナ戦争のニュース音声が背景なのきつい。監督はこの脚本を30時間(内訳:執筆15時間+修正15時間)で仕上げたそうだ。印象に残ったのはアンサ(アルマ・ポウスティ)がスーパーマーケットで買うプレート皿が8ユーロぐらいで157円で計算すると1200円……廉価モデルでもけっこうするな(そこじゃない)。あと、豚に失礼な件である。豚かわいいよね(そうじゃない)。

まとめ:もっと犬を!
心身ともコンディションを整えてからみたほうがいい。『街のあかり』ぐらいのボディブロー。親友の役はヒューティアイネンだし。お互いに年取ったよなと画面のこちらで思う。みんな大好き天才犬(アルマ、偶然か主役と同名)の姿は少ない。労働がつらいので、もっと犬を出してほしかった。具体的には30秒ごとにカットインしてほしかった。ギブミーもふもふ。

パンフレットは質感とフォントがとてもいい。監督インタビュー(カンサン・ウーティセット誌より転載)とホラッパ役ユッシ・ヴァタネンのインタビューと映画館共同経営者ミカ・ラッティのインタビューが特に楽しかった。ヴァタネンいわくアキは「世界的に知られた伝説の監督」(UMA並?)だといい「こんなに国際的に受け入れられたのは初めてなので」と語ってるけど、いや君、『アンノウン・ソルジャー』コスケラ中隊長役で出演してたよね? 超大作よ? 日本の武器マニアが「武器考証がすごい」と大絶賛! なんだけどな。継続戦争じたいの知名度のせいなのか。いや、戦争の知名度なんてないほうがいいからいいか。

『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(2017年)オリジナル版は3時間

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だれかが大事な写真を貼ったかんじのデザインが新鮮

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